鍋焼きうどん@父不見山 | 降っても晴れても

降っても晴れても

山に登ったり走ったり、東へ西へ・・・

毎年恒例にしている『山で鍋焼きうどん』を、今年は父不見山でやることにした。

群馬の神流町エリアの山もいろいろと登ってきて、残るめぼしい山は父不見山だけとなっていたのである。これが終われば、あとは年末年始に向かっていくのみです。

鍋

道の駅万葉の里から時計回りで行く、オーソドックスなコース。

電子地形図25000(国土地理院)を加工して作成した。(令和元年手続改正により申請適用外)

注:この地形図のスケールは編集されています。距離を参照される場合は元のスケールで確認してください。

 

【2022年12月24日】 道の駅万葉の里7:20~林道入口の登山口8:25-30~杉ノ峠10:05-15~父不見山10:40-43~坂丸峠(鍋焼きうどんタイム)11:40-12:30~道の駅13:55

 

まずR462を歩いて、万場の町並みを抜けていく。ここを起点にして御荷鉾山や赤久縄山などにも登った。本庄や藤岡市街からは、なにしろ遠く感じる場所である。

 

そのまま国道をまっすぐ東進でもよいが、こいこい橋を渡って対岸の静かな道を歩くことにした。神流川の清流を見下ろす。

振り返れば赤久縄山あたりまで見えていた。冷たい風雲が北から押し寄せている。

 

しばらくは川の流れや対岸の風景を楽しみながら歩いていった。今日は高い山は荒れてるようだし、この辺が正解かと思う。年末前でもあるし。

 

道の駅から1時間、長いロード歩きの末に登山口に到着した。とは言ってもまだ林道歩きが続いていく。実はこのコース、半分以上が車道・林道歩きなのである。

ゴロゴロの石と落ち葉で歩きづらい林道を登っていくと、途中に崩壊地点がある。さほど危険でもなくて、へつるようにして通過していきます。まあとにかく荒れている。

 

570m地点で別の林道を横切ると、やっと山道らしくなってきた。こういう季節のせいなのか、とても登りづらい。潤いがないのも致し方ない。

 

杉ノ峠に着きました。このコースは「神流マウンテンラン&ウォーク」のコースになっているようだが、父不見山周辺は最近はコースから除外されたらしい。かつてのコースサインが残っている。ワンウェイのレースなので矢印も片側向き。

石祠や灯籠があった。ここで軽くコーヒータイムにした。

 

登るにつれて風が次第に強くなる。前橋あたりでも雪になっていたらしい。正面に見えてきたのが父不見山で、左の高いコブは長久保ノ頭だった。

風のない山頂の陽だまりでうどんタイムにしたいのだが、、、

 

着きました。父不見山は「ててみずやま」あるいは「ててみえずやま」と読みます。

それよりも、風が強くてここではコンロがたけないわ。山火事注意だし。

標識に立てかけてあったのは三角天と彫られたダルマ石だというが、詳細は不明。

 

解説板によると、他にも読み方があるらしい。

展望はあまり良くなかった。北側の枝越しに御荷鉾山が見えていた。

 

鍋焼きうどんはおあずけのまま、先へ進みます。固いザレ場の急下りから。

ここで右手の方へスリップしたら一大事になる。けっこう危険な場所だった。風はますます強くなってきた。

 

ここから先は登山道が極めて不明瞭で、たくさんついているピンクテープも林業用だったりするので全くあてにならなかった。一度は尾根筋を間違えてGPSで修正した。ルートに戻っても道に見えないんだけど。

 

途中で両神山・赤岩尾根方面がよく見えた。登っているのに、いまだにどれがどれだか分からない。展望が良かったのはこのショットだけだった。結局寒くて休めずに、坂丸峠まで進んでいくことになった。今日は誰にも会わない。

 

坂丸峠でやっとランチです。女房の特製手作り鍋焼きうどんが出来上がりました。旨そうです。

こりゃうまいわ。

これで今年も終わっていくのです。うさぎ

 

杉ノ峠から下山開始です。このコースは登山道不明箇所が多いうえに、作業道がやたらと多い。その全ての場所に道標や目印があるわけではないので、けっこうなストレスになる。

下りでもピンテはダメ。念のためにGPS入れてきてよかった。さもないと道迷い必至です。特にこの季節はおすすめできません。

 

深~い落ち葉と霜柱で、歩きづらいことこの上なし。

 

これがね、道に落ちてゴミになったりしてるし。最後は登山道ではない私有地のほうに導いてくれた。これはもう負の遺産ではないのか! プロデュースしているのは著名なトレイルランナーだが、登山者目線が欠けてはいませんか?

 

これは個人的見解だが、父不見山はあまり魅力のある山ではなかった。

ずっと気がかりだった山に登れてどうにか鍋焼きうどんが食べれたので、それだけでよしとしよう。

 

ごちそうさまでした。