みなさんこんにちは。
延岡社労士@日野幸春です。
今日は監督署に労働相談員の面接に行って参りました。
当初は受けるつもりは無かったのですが、諸事情がもろもろあり、あまり個人的にメリットは感じなくもあったのですが、色んな“あちら側”“こちら側”“そちら側”が万事うまく回るよう考えた結果、面接の椅子に座ることにしたのでありました。
面接の内容は当然伏せますが、その時間で色々と感じた事、考えさせられたことを2つほど。
1つ目は、
特定社労士に登録している人間は、労働基準監督署の労働相談員の応募にどんな形であれ手を挙げてはいけないということ。
あっ、語弊があるといけないので若干言い方を柔らかくすると、“極力手を挙げない方が良いということ”です。
もし、自分の顧問先の従業員が監督署に個別に相談にきたら、対応することはもちろん、その来署していたという事実さえ顧問先には口外できないという縛りにあってしまいます。
これは信義則上、大問題…(>_<)
ほかにもいくつかありますが、もっと簡単な事として、その相談委員としえ知りえた秘密は勤務中はもちろん、退職してからも口外できないものと考えられます。
と、するならば特定社労士の倫理感としてその相談者が勤務する事業所に関与するのは非常にやりづらい…時として利益相反行為で顧問契約を結べない事態にもなってしまいます。
顧問契約を結べない→簡単に言うと社労士として食っていけないってことですよ^^;
これまた大大大問題ですねヽ(゜▽、゜)ノ
そして2つ目。
2つ目を具体的に書く前に、私個人は「私は企業側社労士です。」と公言していますが、まずはその理由から書いておきましょう。
何故、私が企業側に拘るのか?
半分は「収入」を考えて。
そしてあと半分は「会社と従業員のため」です。
前者の収入を考えてというのはある程度理解がし易いと思います。個人側の相談をうけるよりも企業顧問の方が安定した収入を得やすい。イヤラシイ話かもしれませんが事実だと思います。^^;
後者の従業員のため。についてはこれも簡単です。
会社は内部に居ないと変えられない。(変えることが難しい)からです。
例えば、
従業員と会社がトラブりました、という場合。
大抵は会社が法律違反をしていることが多く、その法律通りに、杓子定規に「これは法律違反だから!」と会社を罰すればその瞬間は上手く片付くでしょう。
でもその後は?
誰がその会社を良くしていくの?
経営者は本業でそんな法律をいちいち勉強しているヒマなんてないハズですし。
誰が?と敢えて言うなら、それは社労士しか居ないでしょう。
誤解を招くといけないので書きますが、上に書いた「法律違反をしている会社」を見逃せ!会社の言い分を受け入れろ!という訳ではありません。
法律違反は法律違反、悪いのは悪い。
ただ、それを取り締まるだけでは決して良くはならない。
地道に教育して、指導して、重要性を教え、対話を重ね、メリットを教示し…。
スピード違反と同じですよ。
スピード違反を取り締まるだけではその違反は無くなりません。
それがどれほど危険なことか周知をし、
地道に布教活動を行い、
時として法律を変え、
時として道路の構造を変え、
etc…
具体的に職業を出すとするならば、これは 「警察」 だけではできない話なのであります。
布教活動を行うNPOなどといった団体の力も必要でしょう。
法律を変えるには裁判の判例や民意、政治の力なんかが挙げられます。
道路の構造を変えるには設計や実際に工事をする力も必要になってきます。
つまりは私は会社における 「警察」 以外の部分に社労士の立ち位置を見ているのです。
その瞬間だけでなく、今後、起こさないようにするために。
もしかしたらその瞬間以前に社労士が関わっていたら今回の違反は起こりえなかった。。
そういう役割が出来るのは顧問契約を結んで経営者のすぐ近くに居る社労士だと思っているのであります。
もちろん社労士だけでもそういった“スペード違反”は無くなりません。
多方面からの取り組みをすることによって初めて経営者にとっても従業員にとっても最適な環境が構築できると思うのです。
悪意の無い法律違反で苦労している社長さんは大勢いらっしゃいます。
法律を知らないがために会社にとっても従業員にとっても大きな大きなリスクを抱えたまま経営を行っている会社は山ほどあります。
そんな会社の経営パートナーでありたいと常々考えているのでありました。
だから私は企業側社労士。
“個人側に立つ社労士”と言う時点で既に社労士としての仕事をしていなかったようでなんか心が引けるのであります。
企業側社労士として経営者にとっても従業員にとってもベストな会社経営のお手伝いを今後も目指して行きたいと思っているのでありました。
今日は特にオチはありません。
そしてこれは完全に私個人の考えです。
社労士すべての意見ではありません。
ある意味わがままな考え方です。
本日もここまでお読み頂き、誠に有難うございました。m(_ _)m