優秀な学生なのに内定をもらえない | 汝は社労士なりや

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~日野社労士の気のままなブログ~

今年の学生さんの内定率は非常に低いですね。


大学生もそうなんですが個人的には高校生の就職内定率が低いというのを非常に心配しています。文部科学省によると、今春卒業予定の高校生の昨年12月末時点、就職を希望する学生約18万3,000人のうち、約4万6,000人の就職先が決まっていないとのことです。>_<;


知り合いの方がこう言います。
「A君は高校ではすごく真面目で性格も素行も良いのに内定が決まらなくてねぇ。」


あぁ…、非常にグッとくる深い発言ですね。
何がグッと来るかと言いますと…(・o・)?


受験生の性格や素行、人間性なんかは、高卒採用面接では非常に分かりづらいのです。受験生が高校生であるという時点で既にその面接はハードルが1段上がったと言っても過言ではないと思います。(・o・)ナンデ?


理由は簡単です。
“高校生における採用面接では、会社側が質問できる内容が非常に制限されているから” です。



カラクリはこうです。
採用を行う際、某所から様々な書類が入った封筒が送られてきます。その書類の中に 「面接の注意点」 といったような用紙が同封されているんですね。^^;


そこには面接の際に質問してはいけない事項が細かく記入されています。「尊敬する人」 や 「購読している新聞」 なんかは当然ご法度で、その他にも 「えっ、こんなことまで制約されるの?」 といったものまでが具体的に列挙されています。


私が初めてこの書類を見たときは 「何も聞くことが出来ないのでは?!」 とツッコミを入れたほどです。Σ(゚□゚*)ゲゲゲ



「いやいや、面接なんて学生と面接官だけの空間なんだからそんなの気にせず何でも聞けば良いんじゃないの?^^」 って思う方もいらっしゃいますが、それはNGです。(( ̄_ ̄ )(  ̄_ ̄))ダメダメ


そんなことをするとすぐに某所から電話が掛かってきます。
某 「お宅の会社は○○について学生に質問しましたね?!どういうつもりなのよ!採用に関係の無いことを聞くなんてうんたらかんたら・・・怒」
担 「すみません(>_<)、すみません(>_<)、すみません(>_<)」
(裏を返せば学生は面接後にどんなことを聞かれたかヒアリングを受ける可能性があるという事です。)


会社側が悪意を一切持たず、、いえ、むしろ善意を持ってNG質問をしたとしてもそれはタブーとされます。(^^ゞやっぱりダメ?

「これから一緒に働く学生さんのことをもっと沢山知りたいな♪」なんてノリは一切通用しないのです。


会社はかなり制約された質問群の中で、似たような質問を行わざるを得ず、どちらかというと “決まりきった返答しか出来ないような質問” を学生に対し繰り返すこととなるのです。そして学生側も、似たような回答しか出来ず、面接で良い部分…例えば性格の良さや、会話の中でかもし出される人間性などといった物も出しづらい空間になってしまうのです。


これが一つ、Aくんのような方を生み出す原因ではないのかなぁと感じるのでした。



当然、全く採用に関係のない差別的な質問を行うことは決して許されないと思います。親の職業や出身地、尊敬する人や応援する野球チーム(苦笑)などで合否が左右される採用スタイルには問題があると思います。


ですが、その防止策として面接の質問事項に制限をかけ、結果として学生にもアピールしづらい面接になってしまっている現在の取り組みはなんだかなぁと思わざるを得ないのでした。ヽ(´ー`)ノ


もちろんこれが高校生の就職内定率を下げている全ての原因だとは思いません。ですが、こうした背景がある以上、学生側は限られた質問の中から自己PRをする訓練が必要となり、また企業側は限られた質問群の中からいかに聞きたい内容を引き出すか、これはこれで訓練をする必要があると思うのでした。





本日もここまでお読みいただき誠にありがとうございましたm(_ _)m