今も人気! 1970年代~昭和末期に誕生した名品コスメ ➁ スキコンとSK-Ⅱ | 化粧の日本史ブログ by Yamamura

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◆スキコンのハトムギエキスとSK-Ⅱのピテラ(TM)。どちらも個性的なローションです!

 

こんにちは、山村です!

今回は、1970~80年代に生まれた

名品コスメの第二弾ビックリマーク


かなり私情が入っていますが、
化粧水では、アルビオンの「スキコン」と、

SK-Ⅱの「フェイシャル トリートメント エッセンス」

のふたつを挙げてみましたドキドキ

 

スキコンの正式名は、

「薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N」。

 

1974年に、今はない「グランデューク」という

ブランドの化粧水として、

「スキンコンディショナー エッセンシャル」

という名前で発売されたのが最初です。


今年で誕生から49年!!


その歴史については、

公式HPで紹介されています。
 

 

1998年には有効成分、

グリチルリチン酸ジカリウムを配合して

医薬部外品になり、

名前の最初に「薬用」が加わりました。

 

近年では、昨年の2022年にリニューアル。

ハトムギエキスにプラスして、

ハトムギオイルが配合されました。

名前の最後に「N」がつきましたが、

これは、リニューアル商品ではよくあるパターン。

 

根強い人気のスキコンは、

今では母娘三代で使っている人も多い、

ロングセラーコスメですキラキラ

 

一方、SK-Ⅱが誕生したのは1980年。

マックスファクター社の日本法人が、

造り酒屋で酒を仕込む杜氏(とうじ)たちの

手肌の若さにヒントを得て開発したコスメですビックリマーク

 

酵母が発酵する過程で生みだされる

ピテラ(TM)を90%以上配合したのが特徴ラブラブ

 

1970~80年代は、ヒアルロン酸など、

天然だと高価で貴重な成分が、

バイオ技術によって量産化され始めた頃。

第一次バイオブームの時代でした。

 

ピテラ(TM)もこのバイオ技術によって、

商品化された成分ドキドキ

 

最初は「SECRET KEY Ⅱ」

「フェイシャル トリートメント エッセンス」

でしたが、その後SK-Ⅱの表記になっています。

 

公式HPにある現在の商品。

ボトルにもSK-の文字がビックリマーク

 

 

いつからSK-に表記に変わったのか、

私もよく知りません。

しかし、1985年の「an・an」2月1日号

(下の写真)を見ると、

ブランド名はSK-ですが、

2本のボトルには、「SECRET KEY Ⅱ」

文字がまだ残っていますね。

 

 

ちなみに、マックスファクターは、

1991年にP&G社に買収されたので、

現在のSK-Ⅱの発売元はP&Gです。

 

化粧水の中身は、40年経っていても、

ほとんど変わっていません。

 

でも、今もSK-ブランドの中で、

一番人気なのがこの化粧水ビックリマーク

 

どちらも使ったことのある私の感想としては、

つけ心地は、FTEの方が刺激が少なくマイルド。

スキコンはすっとするけど、ピリピリすることも。

(私がアルコールに弱いからだと思います)

 

また、どちらの化粧水も、

タイプは違いますが、ちょっと癖のある香り。

FTEの発酵臭?が苦手な人もいて、

これも好みが分かれるところですね。

私は、香りはスキコン派ですニコニコ

 

でも、そうした香りやテクスチャーも、

長年のファンにとっては変えてほしくない、

魅力のひとつなのです。

 

次回は、1月26日頃更新予定。