◆1980年代は美容液の普及期。なかでも「ナイト リペア」は魅力的な商品でした!
こんにちは、山村です!
新年あけましておめでとうございます
2023年の最初のブログは、
ロングセラーコスメについて。
化粧品でロングセラーといえば、
以前ブログでも紹介した、
資生堂のオイデルミンは代表的な例でしょう。
オイデルミンのように、
100年以上の歴史があるコスメや、
昭和前期からのロングセラーコスメは、
これまでにも紹介してきましたが、今回は、
誕生から40~50年経ったコスメに注目
今から40~50年前といえば、
1970年代後半から80年代。
この時期は、化粧品会社の技術革新が進み、
現代でも名品と呼ばれるコスメの原型が、
数多く生まれています。
この時期の名品コスメとして、
私の一押しは、
1984年に日本上陸した美容液、
エスティローダーの「ナイト リペア」です
油分で肌に膜をつくる乳液やクリームと比べて、
水っぽく、テクスチャーがライトなのが美容液
日本製では、コーセーが1975年に発売した
「R.C.リキッド」が最初と言われています。
1980年代になると、
大手各社が次々と美容液を市場に投入
商品分類上、
美容液という新しいカテゴリーが生まれました。
中でもナイトリペアは、
「紫外線による肌のダメージを
夜のうちに修復する」
という明快なコンセプトを持った、
これまでにない商品でした。
スポイト付きの茶色いボトルも薬っぽくて、
肌に効くイメージ
「とろりとしているけど、
べとつかないテクスチャーが最高」
と、私も愛用していました。
ナイト リペアは、1991年にリニューアル。
「アドバンス ナイト リペア」という名前に
リニューアルした商品に、
アドバンス(英語ではadvanced=進化した)
という言葉を入れたのは、
私の記憶では、大手ブランドでは、
ナイトリペアがはじめてだったと思います。
アドバンスの内容ですが、
日中のケアもできる機能を加えて朝夜用に
90年代なかばには、
同じくエスティローダーの角質ケア美容液
「フルイション」とセット使いするのが流行していました。
フルイションは、イデアリストの前身的な商品。
ふたつ一緒に買うと2万円弱で、
お財布には痛かった思い出が…
2009年、3回目のリニューアルでは、名前が
「アドバンス ナイト リペア SR コンプレックス」
と、さらに長くなっています。
下の写真は2013年に発売された4代目
「アドバンス ナイト リペア SR コンプレックス Ⅱ」
ボトルデザインは、リニューアルごとに
マイナーチェンジしています。
2020年には5回目のリニューアルで、
「アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス」
と、名前が微妙に変わりました。
毎回、効果効能はバージョンアップされていますが、
テクスチャーはほとんど変わっていないのが、
昔からのユーザーにとって、うれしい限り
リニューアルのたびに、女性誌のベストコスメの
上位にランクインしていることからも、
誰もが認める名品コスメと言えるでしょう
今後のさらなる進化が楽しみですが、
個人的には、商品名のチェックが大変なので、
これ以上、名前を長くしないでほしい、
と切に願っています
次回は、1月16日頃更新予定。