今も人気! 1970年代~昭和末期に誕生した名品コスメ ③クリニークのクラリファイングローション | 化粧の日本史ブログ by Yamamura

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◆100%無香料、シンプルステップ。クリニークはドクターズコスメの元祖的ブランドでした!

 

こんにちは、山村です!

 

1970~80年代に生まれた名品コスメ、

3回目はクリニークです。

 

クリニークは、もともとアメリカの

大手化粧品会社、エスティローダー社が

皮膚科医の協力を得て、

1968年に立ち上げたブランド。

 

代表する商品といえば、

間違いなくクラリファイング ローションでしょうビックリマーク

 

日本上陸は1978年

三越本店や髙島屋日本橋店、

伊勢丹新宿店をはじめ、

東京、大阪、京都の百貨店から販売を開始。

 

出店時から、その商品コンセプト、

商品構成、売り方のすべてが、

目新しく画期的だったと言われていますビックリマーク

 

下の公式HPに、ブランドストーリーが紹介されています。

https://www.clinique.jp/why_clinique

 

日本で発売された1978年頃は、昭和50年代。

欧米もそうでしたが、

環境汚染などに対する反動から

自然志向が高まっていて、

化粧品に安全性が求められるようになった時代でした。

 

クリニークは、

そうした世の中の風潮にフィットした

低刺激性で肌に優しいスキンケアとして、

売り上げを伸ばしていったのです。

 

スキンケアのステップはシンプル。

基本は洗顔ソープ、ふき取り化粧水の

クラリファイングローション、

そして、モイスチャライザーの

「3ステップ スキンケア システム」

を提唱していました。

 

下の写真のような、商品をアップにした、

インパクトのある広告も、

他のブランドにはないものでした。

 

写真の文字の部分に、

「朝と夜の1日2回、3製品、3ステップ、3分間」

「100%無香料」と商品特徴が記されていますビックリマーク

 

クリニークの広告 「an・an」 1982年8月6日号より

 

私がクリニークをよく使っていたのは、

外資ブランドのコスメが好きで使い比べていた

’80年代。

 

クリニークのBAさんの真っ白な制服、

白いイメージで統一したカウンターは、

コスメというより病院や薬局のような雰囲気で、

シンプルだけど、逆に目立っていたのは確かです。

 

売り方では、最初に、

肌診断ツールを使って肌の状態をチェック。

次にサンプルやトライアルキットでお試しして、

肌に合えば販売するという、

カウンセリング販売も新鮮でしたキラキラ

 

バブルの頃でもあり、

押しの強いBAさんも結構いたので、

無理押ししないクリニークは、

行きやすかったのです爆  笑

 

ただ、私の場合、

クラリファイングローションを使用した後、

肌が赤くなっていました。

 

疑問に思いながらも、こんなものかな?

とそのまま使っていたのですが、

今考えるとアルコール分が多くて、

肌に合っていなかったのだと思います。

 

クラリファイングローションは、

昔は、肌質別で3種類だったと思うのですが、

今は種類も増え、

処方も日本人向けにマイルドに変更されています。

 

今ならアルコールフリータイプもあるので、

私のような肌質の人にも合う商品が

みつかると思いますビックリマーク

 

日本上陸から40年以上経ち、

クリニークも母娘二代のファンがいる

ブランドに成長しました。

これからのさらなる進化を期待していますドキドキ

 

次回は2月6日頃更新予定。