世間的には三連休で,職場も生徒が
来ないとカギも開かないし,山もっティも
三連休です。
台風11号が強烈なので,方角が外れて
いるのに影響力大です。アチコチ出かけたい
所ですが,家の掃除などをチマチマやって
います。
ヒラヤマ先生にもらったバスケのDVDが
矢沢ブルーレイだったので,我が家で見たり
ウッチー先生にダビングしたりするため,
普通のDVDに入れなおさないといけません。
新しい自作PCにブルーレイを読めるドライブ
を買って来ましたが,どうもソフト類が不足して
いて苦戦中…(汗)明日はソフトの買出しに
行くかも知れません。
お金はありませんが,出かけたい場所は
山ほどあります(笑)
「サライ」という雑誌の表紙に秋の奈良特集
の美しい写真が載っていて,誘惑して来ます。
鄭成功やグラバー家にゆかりのある場所が
山もっティを呼んでいる気がしますし,温泉に
行ってアトピーを少しでもよく出来ないかとも
考えます。悩みますな~
今日はテレビを見ていて,世界の子ども達に
ついて考えさせられるコトがありました。
1つ目は,パレスチナ人の脳死患者から
イスラエル人へ臓器移植が行われたという
話でした。
12歳のパレスチナ人の男の子がイスラエル兵
に狙撃され,脳死状態になり,しかも敵対する
イスラエルの病院でしか治療できないという状況
になりました。家族はかなり悩みますが,命の
リレーになればと,イスラエル人への臓器移植を
決意したのだとか。
心臓の移植を受けたイスラエル人の女の子は,
臓器を提供した男の子の家族のもとを訪れ,
民族や宗教の対立を超えた家族ぐるみの心の
交流が行われている,という美談です。
山もっティはこの特集の最初ぐらいから涙が
止まらず,美談の肝心な部分はほとんど見て
いません。
12歳の男の子が狙撃された。
戦闘にたまたま巻き込まれた犠牲者という訳でも
なく,たぶん子どもだという事も拡大されたスコープ
の映像でちゃんと確認した上で頭部を狙撃している
のである。だから脳死に。
何で12歳の男の子が狙撃で殺されなければ
ならなかったのか?
ユダヤ教とイスラム教のこの泥沼の対立は,
家族や友人を殺された怒りや恨みのため,その
報復はエスカレートし,極めて残忍になっている
ような気がします。罪の無い子どもを殺されるのが
最も残忍でしょう。
他国ですが,わざわざオモチャの形をした地雷を
作り,多くの子どもが犠牲になっているという事も
思い出しました。
生まれてこの方,誰かから銃口を向けられ,命の
危険にさらされた経験はありませんし,ほとんどの
日本人がそうだと思います。12歳で狙撃されて
終わる人生…12歳の男の子を標的に選んで狙撃
した兵士…考えれば考えるほどわかりません。
教師としての反省もあります。イスラエルとパレスチナ
の対立について,旧約聖書や歴史的背景なども
踏まえつつ,この前授業で扱いました。ただ,上っ面
だけとらえた内容で,このテレビの特集のように
生徒に何かを考えさせる授業であったかというと
全然ダメダメでした。
かの宮沢賢治が教師であった時,子どもたちが
数十年経った今でも昨日の事のように思い出せる,
印象的な授業をしたそうです。忘れろと言っても
忘れられないほど面白い授業だったのでしょう。
その賢治は,子どもたちが他の事に気を取られ,
授業に集中しない子がいた時に,あまりの悔しさに
持っていたチョークを噛み砕いた,と聞いた事が
あります。
賢治ほどの力量や理想の高さは持っていないに
しても,もう少し何とかできないものかと悔しくなり
ます。世の中の多くの問題に対して何もできない
という無力感ばかりですが,せめて次の世代に
伝える事ぐらいはできないかと思うのですが…。
まだまだですなぁ
テレビの話に戻って,同じチャンネルでアフリカの
エイズ患者に投与される薬が,先進国がこれまで
送っていたのが不況のためか激減し,不足して
いるというニュース・特集があっていました。
14歳のエイズ患者が,もっと薬を飲んで生きのび
たいと語っていました。
山もっティも病気がちな体に生まれた事が恨めしく
思ってしまうコトが正直あるのですが,平和の
うちに,「生きのびたい」と思わせるほどの重病に
かかることもなく40年生きてこられました。ゼイタク
言ってる場合じゃないですね。