前回のブログで第4部のお話を書きましたが、
松嶋さんから最後にもう一回でて欲しいとのことで、
第6部 テーマ「食×テクノロジー」のセッションにも参加しました。
多方面で大活躍をされている予防医学博士 石川善樹先生
スマートキッチンサミット主催される田中宏隆さん
料理のデータ分析を行なっている風間正弘さん
と一緒でした。
「食×テクノロジー」ということどんな話をしようかと思ったんですが、
まずは
ハッピーフードプロジェクトで開発した
世界初の分子調理メソッドに基づく介護食「握らな寿司」を皆さんに試食して頂きました。
科学によってお寿司の再構築🍣をしたプロジェクトです。
風間さんの世界中のレシピをAIによって分析し、100年後のレシピ開発をされてるという話や、
田中さんのスマートキッチンの流れがアレクサなどの音声ではなく、ディスプレイ型に変わってきているという最先端のお話、
僕からは、分子調理や「にぎらな寿司」の話や、生活にテクノロジーがもっと介入する事によって認知症の方でも在宅生活の安全性を高めれる可能性(火の消し忘れなど)の話などさせていただき、
石川先生は多岐にわたるそれぞれのお話を上手くまとめる、さすがの司会進行で、最後は戦後の食文化の作られた政策や歴史についてお話頂き、物知りおじさんポジションを確立されてました笑
セッションの中で、改めて気づかされたことがありました。
人生100年時代、
生まれてから死ぬまでに約100,000食を食べるとするならば、
ぼくたち医療介護の仕事は、最後の1000、2000食を提供しています。
最期の一食になるかもしれない、そのご飯を美味しく食べてもらいたいという思いから、さわらびハッピーフードプロジェクトを立ち上げました。
食の美味しさは、ご飯だけじゃない。
誰と、どんなところで、なにを食べるのか、
環境全部が美味しさに繋がっていることは間違いありません。
私たちが担っている最後の1000食をより楽しんで頂くために何ができるのか、
分子調理によって前へ進めた今だからこそ分かる
次のステップに進んでいきたい。
そういった想いをより一層強く感じながら会場を後にしました。
貴重な機会をありがとうございました😊