令和考115 気管支喘息の原因は不足と不満！

令和5年10月27日（金）令和考115

「気管支喘息の原因は不足と不満！」

病気の症状（痛みやその部位など）は、

あなたの意識からの大切なメッセージである。

症状がつらい時には薬に頼るのもよいが、

本来は、なぜその症状が起きているのか、

症状は、あなたに何を伝えようとしているのか、

あなたの意識に問いかけてみる必要がある。

今回は、気管支喘息について

その症状があらわすメッセージを紹介していきたい。

気管支喘息は、

気道の平滑筋の収縮を支配している

副交感神経の反射作用によって起きる。

ハウスダストやダニなどの

異物が体内に入ってくると、

自分の体を異物から守ろうという

副交感神経が反射的に起こす行為である。

体内の異物を、呼気を使って

強烈に押し出そうとするため、

非常に苦痛を伴う。

気管支喘息の症状は

深い睡眠状態にある真夜中に起こりやすい。

その理由は、

睡眠中は副交感神経優位に

なっているためである。

昼間に活動的に動いている時は、

交感神経優位に働いているため

発作は起きにくい。

人間の体は

睡眠中やリラックスした状態の

副交感神経優位の時に

異物に対する攻撃を始めるのである。

ここで意識からのメッセージをひとつお伝えする。

あなたは、相手に対する要求が多く、

自分から誰かに何かを「与える」という意識が

欠けているのではないだろうか？

人は、自分に与えられていないことや

足りないことにばかり意識を向けがちになる。

しかし、意識を足りないものに向ければ、

あなたの意識は足りない現実をもっと引き寄せてくるのだ。

そして、欠乏感でいっぱいになると

自分から何かを出すことを拒むようになる。

呼吸も同じことがいえる。

息を吸ったら、次は呼かなければ、バランスが取れない。

人から貰うことばかりを考えず、

足りている現状に感謝し

少しでも人に何かを与えていく意識が育てば

喘息の症状も次第に収まってくるだろう。

あまり他人の言動や行動に神経質にならないで、

できるだけ大らかな心を持つことが

症状回復には必要である。