令和考31
「今だけ、金だけ、自分だけ？」
現在、
何らかの病気で苦しんでいる人は、
幸福に向かう時間を、
病気によって与えられたのだと
思うことはできないだろうか？
確かに病気の辛さは
本人しか分からないものである。
しかし病気によって
「どうしてこうなったのだろう？」
と過ぎし日を振り返ることはできる。
それによって病気の原因を
見つけることができる。
病気というものは本来、
あなたの足りない性質を
教えてくれるものなのだ。
それに気づき、
対極にあるプラスの性質を
あなたの中に取り込むようにすれば、
自ずから病気と健康のバランスは
とれることになる。
対極にあるプラスの性質は
どれも明るいものであるが、
病気を抱えたあなたはどうだろうか？
暗いほうに、マイナスのほうに、
気持ちが引きずられては
いないだろうか？
マイナスの意識は
マイナスの意識を引き寄せる。
ひとつも良いことはない。
たとえ体が動かしにくくても
明るい肯定的なイメージは
描けるはずである。
あなたが現在
病気で苦しんでいるのは、
その対極にある否定的な生き方や
「今だけ、金だけ、自分だけ」の
自分さえ良ければという人生を
選んできたからに他ならない。
たとえ現在は病気の体であっても、
あなたのイメージの世界の中では
健康な体を持って
イキイキと活躍している
自分自身の姿は描けるはずである。
苦しい状態に置かれていると、
イメージだけではどうにもならない、
と諦めの気持ちが湧いてくるものだ。
でも、いいチャンスではないだろうか！
今まで、薬で治らなかったのでしょ。
それなら、ひとつ自分の意識の力を
確かめてみようと。
現実世界にある多くの物質は、
いきなり空から降って
湧いてきたわけではない。
すべて最初は、
人間のイメージから始まって
その形が具現されてきたものである。
「思考は現実化する」ということが
私たちが生きている世界の法則なのである。
あなたの置かれている
マイナスの状況を好転させるには、
あなたのアリアリとしたイメージ力を使って、
あなたの望んでいる状況を引き寄せることに
尽きるのである。
「病気が治ったらどんなことをしたいのか？」
「どんなところに行って何をしたいのか？」
肯定的で明るいイメージをアリアリと描き、
病気が治って喜びに溢れた
あなた自身の姿を
心のスクリーンに
毎日、毎日、焼き付けるだけでよい。
何かを実現するためには、
あなたの思考の力、イメージ力を、
「持続」させる必要がある。
できればそのイメージを
「確信」まで高める必要がある。
あなたの中にある
無限の思考の力を、
イメージ力を、
あなた自身がどこまで信じられるか、
それが病気回復のカギとなる。