令和考32
「あなたはマイナス派？プラス派？」
マイナス思考の
代表的なものといえば、
「自分を責めること」や
「悲観的になること」などがある。
肉体は、
本人の心の声を
すべて聴いているので、
「自分を責める」ということは
自分の肉体を構成する
細胞や器官をも
責めることになる。
そうなると、
身体全体がマイナスの波動に
晒されることになる。
つまりは、
自分の肉体を、
自分の意識が
苛めていることになるのである。
ただでさえ、
病気で調子が悪いときは
気持ちが落ち込んで、
さらにマイナス思考に
なりがちである。
だからといって、
いつまでもマイナス思考でいれば
肉体細胞は傷つくばかりで
回復できず、
負の連鎖の迷路から
抜け出すことはできない。
そもそも、
あなたの身体に現れた病気は
あなたの出しているマイナス意識の
積み重ねが作り出したものである、
ということを覚えていてほしい。
それゆえ
回復に向かうためには、
これまでの自分の出した意識を
しっかりと見つめ、
自分の意識の持ち方を、
プラス思考に変えていく必要がある。
そうはいっても、
これまでずっと
マイナス思考の繰り返しで
生きてきたあなたには、
急にプラス思考になれと言われても
なかなか難しいものがあるだろう。
たとえば、
猛スピードで走っている
自動車があるとする。
その車が急ブレーキを
いきなりかけたら
どうなるだろうか？
車はスリップして横滑りし、
ガードレールか側壁に激突して
横転して大破するだろう。
この自動車事故と同じように、
マイナス思考に馴染んでいる人が
急にプラス思考に修正しようと思っても、
今まで積み重ねたマイナス思考に引き摺られ、
また元のマイナス思考に戻ってしまうことが
往々にしてあるのだ。
病気のあなたが、
元気になりたいと思うならば
身体のことだけを考えていてはいけない。
「心の底から」健康になりたいのか？が
問われることになる。
初めは現在の状況が好転しないため、
なかなかプラス思考ができないとは思うが、
何回か続けていくとプラス思考に慣れてくる。
何度も言うが、「思考は現実化する」。
できれば一日のうちの
決まった時間帯に、あなたが
どういう体の状態を望んでいるのかを
明確にして、
イメージの中にプラス思考を
植えつけていくことである。
イメージの練習で大切なことは、
病気回復のために
あれもこれもと欲張らないことである。
まだプラス思考に慣れていないあなたが
欲張って複数のことをイメージすると
イメージが散乱した結果、
「どれも現実には無理だろうなあ」
という従来のマイナス思考に
陥っていくだけである。
プラスイメージに慣れるまでは、
イメージを何か小さいひとつに決めて
練習すると効果が現われてくる。
一つ成功したら、またひとつ
次の明るいイメージを描いていくといい。
続けていくうちに、いつの間にか
以前とは違うあなたがみえてくるだろう。