2024 NSXヨーロッパツアー(4)アイルトンセナが亡くなる前日に泊ったホテルと夕食・パガーニ | やまもっちんのチューニング日記

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コロナでしばらく活動を休止していたNSXクラブヨーロッパツアー、

久しぶりの開催地はイタリアです。

というのもアイルトンセナの没後、30周年ということで、

アイルトンセナのトリビュートツアーといコンセプトでもあります。

なんといっても、アイルトンセナといえば、やっぱりマクラーレンホンダのイメージが

強烈ですよね?

セナもまたNSXオーナーの一人でございました。

さて、集合場所であった、JASモータースポーツをあとにしたNSXCEは、

セナともホンダとも全く関係ありませんが何故かパガーニの工場へ向かいます。

 

なんだか昔、パガーニに使う部品でバックモニターが欲しいという依頼があって、

普通のだと熱で溶けちゃうからスーパーGTで使ってるようなのが欲しい言って言われて

取り寄せたことがあるのだけど、そのときに初めて、

パガーニという存在をはっきり認識した記憶があります。

その車は確かパガーニゾンダだったと思うのだけれど、なんだかドアが落ちたとか、

窓が落ちたとか・・・

なんかそんなこと言ってたような気がします。

その時には夢にも、おいらがパガーニの工場見学にくるとは思ってませんでした。

パガーニについてよく知らない方はことらを読んでみましょう。

有名な高級デザインブランドといえば、ファッションも車もなんでもイタリアなイメージです。

プロダクトデザインでいえば、

なんかやたらかっこいいのが、フェラーリで有名なピニンファリーナ、

それのちょっとダサい盤がジウジアーロ

そんな認識でよいのかと、勝手に思っております。

でパガーニは、ランボルギーニにいたデザイナーのパガーニが、

よくロックバンドの音楽性の違いで解散するやつみたいな感じで、

三角定規とドラフターだけでデザインしたような、

三菱の角田設計課長が設計したような直線ばかりのデザインに嫌気がさし、

雲形定規も使いたいぜ!といってモデナデザインを立ち上げたのかと勝手に妄想しております。

工場の内部は、撮影禁止でございましたので、お見せすることができませんが、

そのかってんば妄想は少し違ってたのかなと再認識しました。

きっと目指しているのは、アートアンドクラフトとテクノロジーの融合なのでしょう。

おいらは、バウハウス系のアートスクールを出ておりますので

無駄な装飾を一切使わない、ファンクショナリズムに傾倒しておりますので、

ややイタリアンな車には否定的でございます。

ただファンクショナリズムに傾倒しすぎると画一的で同じようなものばかりになってしまう。

だからちょっと遊び心を加えた、モダニズムあたりプラス、ちょっと手作り感的なところが

おいらの目指すところであります。

なんかわかりませんがスーパーも行き過ぎると、ちょっとこっぱずかしい的な感じがあるので

NSXくらいがいいです。

いや、でもね、パガーニを所有することは一生ないだろうけど、

この工場を見学できたのは、よかったです。

 

さて、パガーニの工場見学の後は、ホストホテルへチェックインです。

ホテルの名前は、ホテルカステロ。

セナが亡くなる前日に宿泊していたホテルです。

これはおいらが泊まった部屋なのだけど、特にどの部屋も特別というのはないらしく

同じグレードなのだそうです。

だから多分こんな感じ。

バスルームはバスタブはなくシャワールームのみ。
いまだにどうやって使うのか謎なビデがあるのはヨーロッパあるある。

なんかフランスのスーパーで買ったシャンプーがメロン味というかメロンのにおいがする

お子様用シャンプーでした。

持って帰ってきたけど、これで頭あらうとバサバサになるからずっと残ってます。

まあ、セナだからといって特別すごい部屋ということはなく、ごく一般庶民でも泊まれる、

どちらかといえば、ごく普通のホテルです。

というのはロンデニスの陰謀だったとかなかったとか?
 

で、夕食は、そこから車で数分のところ。

こちらでもセナが亡くなる前に食べた最後の食事と同じものを食べました。

これもまた特別ではありません。

オーナーがいろいろと、その日のこと、セナがどんな様子だったとか

いろいろお話しを聞かせていただきました。

で、翌日はイモラサーキット参拝???

駐車場にNSXがずらりと並びました。

レンタカーグループの海外から参加組ということで、おいらは

アメリカはアリゾナからやってきたファラサット君と

T会長とで行動を共にすることになりました。
ちなみにファラサット君はこの日レクサスLFAが納車されたらしいです。

イモラサーキットの入り口のF40いっぱいモニュメント?

当日コースは解放されててどこまでも歩くことができます。

F1マシンなら一瞬だけど歩けば1~2時間。
なので1周はしません。

メインストレートから少し歩くと、フェンスの切れ目からコースの内側に入れて公園になっています。

その公園のコースわきにセナの銅像があって、まあその苦悩してる表情がとても印象的なのです。

合掌。(するのは日本人だけ?)

かという、おいらは、セナファンかといえば、当時、マンセルおじさんとプロスト、

そして中島悟を応援しておりました。

なにかやってくれそうなマンセル、何かといえばセナをいじめてる悪者的なかんじのプロスト

は誰も応援してない、そしてやっぱり日本人の中島です。

セナの訃報を聞いたのは六甲山の山頂で、KP61で走り回ってた頃、

それはガセネタやろって京都のアパートに帰ってテレビでみて、ほんまやんってなって

かなりショックだったのを覚えています。
それからF1のシフトレバーがなくなってパドルシフトになって、ゆっくりとF1熱てきなものは

冷めていくのでした。

それから30年かあ・・・

あのスピードでマニュアルシフトって考えればすごいなあ。

パドック脇の建物でセナの展示がいくつかありました。

なんか昔のF1っていまのよりかっこよいやん。

つづく