台湾AMPA2024 | やまもっちんのチューニング日記

やまもっちんのチューニング日記

スポーツカーのチューニング等をやってるRacing Factory Yamamoto
代表取締役やまもっちんの公式ブログです。

コロナがあっておかげで、しばらくの間渡航ができなかった台湾へ行ってまいりました。

帰りの便が、機体変更のため2時間と少し遅れまして、えらいこっちゃでございました。

おいらの自宅からは始発電車でも間に合わない早朝便、そして終電でも間に合わない最終便だったので

神戸空港に車をおいてベイシャトルで往復の予定だったんですが、最終のベイシャトルに間に合わず

2名乗車?のガッタンバリバリのアルトレーシングカー?に向かいに来てもらって関空から神戸空港へ移動。

おそらく多くの乗客が関空で途方に暮れていたに違いありません。

今回はCSO代表の小原君を誘っていたので3人でリアシートのない走行会仕様アルトにのって

がったんがったん深夜、しかも湾岸線が工事中でした道で神戸空港へ戻ってきたのでした。

3人プラススーツケースx2想定していない重量にリアショックは底づき状態。

朝4時に帰宅。疲れました。

 

毎年、恒例のAMPAショー、台北のコンベンションセンターで行われる、

自動車アクセサリーや部品、EVやバイクに使う部品など、台湾国内の企業やメーカーが

出展する、基本的には台湾国外向けバイヤーやメーカーにむけた国際見本市でございます。

 

日本国内では、どうしてもサプライヤーが見つからなかったり、
小規模ショップなどを相手に小回りが利く業者がどうしても見つからないなど

理由は様々ですが、製造廃止になったピストン100個とかアクセルワイヤー100本とか

そんな感じで、いろいろな業者様とお付き合いさせていただきました。
他ショップなどのOEMも手掛けておりますから、こういった小回りの利く業者が比較的近い

台湾に多数あるというのはうれしい限りです。

台湾製というと少しイメージが悪いかもしれませんが、TSMCと同様、もはやメードインジャパンが

最高の時代ではないのが現実です。

メードインジャパングレートアゲインをスローガンにしているRFYではございますが

どうしても他国製品を利用するならば、できれば台湾です。

先日、本田純正部品のNSX用のハッチのダンパーがメードインチャイナで非常に心折れたというか

残念な気持ちにはなったのですが、おいらはタイワニーズとチャイニーズのメンタリティの違いを

はっきり感じていまして、それは台湾のものづくりの人たちの中にも明確に違いがあるようです。

明後日、上海空港でのトランジットのリスクを鑑みまして、台湾の歴史や問題については

敢えて触れませんが、もともと日本であった場所で親日国家ですし、パクッて金儲けにだけフォーカスする

のではなく、よいものを創ろうという点で共感できるのです。

 

さて、初日はですねバイク用のショックアブソーバーやサスペンションを手掛けるGEARSの

イベントにお誘いいただいて行ってきました。

GEARSは最近、ホンダともオフィシャルにサプライヤー契約を結んで急成長中のメーカーでございます。

おいらの、プロジェクトカーのFigaro GTにもコイルオーバーキットを提供していただいております。

 

場所は登園空港より東へ車で1時間ほどの場所です。

こちらはリアショック

油圧システムを用いたプリロード調整機構がついております。

ダイヤルを回すだけでスプリングにプリロードをかけることができます。

これを4輪に応用すれば、タイヤを外さずに車高が簡単に調整できてコーナーウェイト調整なども

一機に簡単に行うことができる!

おいらは、かなりこれにインスパイアーされております。

バイクのことはよくわかりませんが、とにかくビジュアル的にも美しい。

ちなみにRFY製品は、イギリス製のペンスキーバルブを使って台湾製ケースで

日本製シャフトとシールベアリングというので供給していたのですが、

いよいよ供給ができなくなってしまって新製品に移行する予定です。

でなんとかGEARSとコラボできないかと計画をしていたところへコロナ。

そんなこんなで計画が延期になっていたんです。

ズームやリモートで何かと効率的になったとはいえ、

やはり対面で会って話をするって人間関係では重要だと改めて感じます。

そしてイベントのあとは台北にむけてM3で出発。

台北の怪しいホテル前に到着。

なにやら怪しい露店で怪しい食べ物を喫食。これがたまらなく美味しい。

↓GEARS社長のTED(左)とレーシングライダーの人(右)、若いのだけどバイクの改造店を何店舗も

経営してるBMのオーナーです。

なんかね台北とその郊外のまちとかって、ちょっと日本の昭和的カオスな雰囲気があって

ちょっとしたノスタルジア的な感傷にひたれるので大好きなんです。

ちょっと独特のにおいとゲテモノ料理。

少しづつチャレンジしてますが・・・まだ勇気が出せないものがたくさんあります。

台湾は比較的安全で、日本語が喋れる人も時折いたりするので観光も楽しいです。

最初に行った時よりは、物価というか日本円が弱くなったせいでずいぶん高くなったように感じますが

食べ物は日本より気持ち安価、タクシーや公共交通機関は日本の6割くらいかな?

一度は行ってみましょう。

みんな日本人には、やたらと親切です。

 

明日はAMPA会場へ
 

 

つづく