NSX US Tour 2023 (6) | やまもっちんのチューニング日記

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代表取締役やまもっちんの公式ブログです。

アメリカ東海岸ジョージア州サバンナに到着しました。

 

NSXの国内販売台数は7364台に対して北米でのアキュラNSXの販売台数は9636台、

ヨーロッパでは1390台、世界合計で18623台だから、半分以上がアメリカってことですね。
ちなみにS2000は、およそ11万台売れたうち北米が6万5戦以上、国内は2万台ほど。
香港が中国かどうかという問題はさておいたとして、香港を除く中国にはお客様がいません。

香港にはNSXやS2000も一定数いるようでクラブも存在しますので

時折注文が来ますが、おいらは、かなり命を狙われたり拘束される危険があるので

香港には、もういけないだろうと思ってます。

でも絶対数でいえばやはりアメリカ!

ですがアメリカ、意外に難しい市場でございます。

だいたいなんでも必要なものは、どうにか自分で作ってしまえる技術力と

特に車文化については、もっとも発展した国です。

だいたいのものは国内で何とかなってしまうのです。

アメリカって十分広すぎるということもあるのだろうけど、

先進7か国中、パスポートの保有率が最下位の日本に次いで下から2番目なのです。

ソニーも、キャノンもアメリカ製って勘違いしてる人が普通で

ホンダやトヨタは、サムソンやLG、そしてヒュンダイも起亜自動車も日本製と思ってる人が

真剣に普通です。

ですがNSXに乗るような人の中では、結構、日本を意識している人が少くありません。

ほら、例えば意識高い系の車好きがイタ車に乗って、本国から取り寄せたスペシャルパーツとか

よく言いますよね。

ポルシェが、HKSタービンで、藤壺のマフラーでRSRのサスペンションキットで日本精機のメーターとか

だと、ちょっと萎えません??

だから、やっぱり日本車には日本のメーカーのパーツでないとね。

そう考える人も一定数いるわけなんです。

そういう訳で、辛い思いをしてまで、わざわざ、市場視察に東海岸まで、やまもっちんは行っているのだ。

そう勘違いしてご理解ください。

 

ここが、Ethanの経営するお店、ヴァーリアンツ オートモーティブです。

店内はこんな感じ。

メードインジャパンも数多く取り揃えてあります。

アメリカ的には小型店舗なのだそうですが、日本でいえば、たいていの個人経営の

チューニングショップよりは、だいぶのこと大きいです。

こちらはガレージ。

だいたいみんなどでかいスナップオンキャビネット持ってる。

裏にはみあーたレーシングカーや

古いシビック

そしてなんだか朽ち果てそうなNSXの競技車両。

そのあと、ちょっとサバンナの街を案内してもらいました。

向こうに見えるのはコンベンションセンターですね。

彼の家は、なぜか某サーキットにめっちゃ近いところで

少し行けば、レーシングカーが走ってるのがフェンス越しに見えるんです。

朝になるとほんのりレーシングサウンドが聞こえたりします。

そのうち、ここでNSXサーキットミーティングをやって夜はBBQをしましょう。

夜にね、なんか面白い映画ないって聞かれたので、

Ethanは上海出身なので、この映画を一緒に見ました。

 

おいらは彼の愛犬とも交流を深めております。

こちらは、たまたま立ち寄った釣りショップです。

釣りショップと言っても、驚くほど広大で、日本でいえば郊外型のコーナンプロの

4倍くらいの大きさの店舗です。

最近では、Eコマースの出現でそういった大型店舗の閉店が相次いでいるらしく

その駐車場だけでも使えば、十勝スピードウェイくらいのフラットなサーキットが

すぐに作れそうな勢いです。

これってバス釣り用ボート???

やりすぎやって・・・

そして日本の軽トラックと同じくらいの価格で競合する、小型モビリティも

販売されています。

あたりまえのように、ここでも兵器が・・・

凶悪と言われていた北九州のヤクザもびっくりするはずです。

トカレフとかってぷぅ~やでって勢いで凶悪な兵器がたやすく手に入るわけです。

怖いです。

 

こちらは、Ethanの経営するもう一つの車屋さんSekushi Auto Saleでございます。

実は、かなり多くの日本の軽を輸入販売しております。

ですが困ったことがありまして、

ジョージア州の法律で日本の軽は、危険だということで軽を禁止する法案が通ってしまいそうなのです。

そんなことを言ってしまえば、バイクなんかヘルメット一つでしか体を守ってないのだから

バイクも禁止にしなくちゃならなくなってしまいます。

おそらくは、軽が危険というのは、表向きで某国の電気式小型モビリティと市場がオーバーラップする

からではないかという噂があります。

ロビー活動と裏金。

何やら闇がありそうです。

 

さて、最終日は

テキサスステーキ。

これぞアメリカって気がします。

 

そして、おいらは一路、またアトランタへ

今度は国内便で、

時差を乗り越え、

ロサンジェルスにやってきました。

ちょっと日本に近づきました。

だいたい海外のサービスっていい加減で、おいらの予約したレンタカー会社はどこかと

統合されて、レンタカーオフィスまでのシャトルバスが待てど暮らせど来ない。

来るバス来るバス全部聞いて、やっと乗れたのです。

案内とかないから、途方に暮れてる人がほかにも数名、え~全員行先同じなん???

レンタカーの駐車場のフェンスの向こう、倉庫街の暗闇にはゾンビかした人間が放浪しているのを

かなりの頻度で見かけます。

夜は微妙に怖いです。

もちろん銃は携帯しておりませんが、おそらく持っていても人間に向けてトリガーを引く勇気はありません。

これがアメリカ。

 

つづく