富士スピードウェイ大クラッシュ、おいら入院? | やまもっちんのチューニング日記

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スポーツカーのチューニング等をやってるRacing Factory Yamamoto
代表取締役やまもっちんの公式ブログです。

はい。

やまもっちんは、まだ生きながらえています。

もう皆様ご存知かもしれませんしれが、モーターファンフェスタで大きな事故になり

そこから救急搬送され、今は伊豆順天堂大学病院というところの緊急に入院しております。

骨盤に4ヶ所、背骨に2ヶ所の骨折、脾臓にも少しダメージがあるようで、退院出来るまでおよそ1ヵ月程度かかりそうです。

いま仕事仕掛かり中のお客様や部品等購入してお待ちの方には多大なご迷惑おかけしてしまいます。

本当に申し訳ございません。

いま病室から連絡を取る手段がなく、こちらを

ご覧になられれば良いのですが・・・

まだ自分の持ち物やなんやら、どこに何がどうなったか分からない状態です。

前のブログにも書きましたが、岡山国際でアトウッドコーナー進入でABSがきいて、思わずブレーキをリリースしてしまって、止まりきれずグラベルに突っ込んだんです。

33年のモータスポーツ人生で2回目の事故です。

三栄書房から織戸選手にアタックしてもらう企画をいただいていましたが、

その為のテストだったはずの岡山走行でそれがおきたので、かなり突貫で修復する必要がありました。

外装は直せても、さすがに走行テスト無しで織戸選手に乗って頂く訳にはいかないので、主催者がテスト走行時間をアレンジして下さいました。

晴れならば、おそらく2分数秒くらいが予想されましたし、晴れで調子が良ければ、それなりにアタックするつもりでした。

でもねー天気予報は雨。

実を言えば、前日から不吉な予感がしていたんです。

前日夜になって異様なほどに嫌な予感というか

胸騒ぎがして、例えるなら、背筋に電気が走るような、ぞっとする恐怖感なんです。

それが、深夜になって何かしなくては、いても立ってもいられなくなって、神社を探してホテルから川口湖まで積載車を運転して、お詣りに行ったんです。

ただの気休めってことは分かってます。

あしたは雨だし、調子に乗らず、フィガロしょぼって思われても良いからゆっくりテスト走行して

織戸選手に引き継ごう

もし、少しでも不具合があったら諦めよう、

必ずそうするから、どうか神様私たちが無事にイベントが終わらせるようにお守りください。

それとウクライナの平和を願って、

賽銭箱ちゅう賽銭箱すべてにお布施とお祈りをしてホテルへ戻ったのです。

なんだかツイッターで、おいらの事故が物議を呼んでるみたいだけど、どこにでもジャッジメンタルに人を批判することで自分をいかにも分かってる人のように見せたい人は居るものです。

1周目、テスト走行ですからタイムアタック車の邪魔にならないよう走行、時速が160kmくらいになると一瞬左フロントタイヤに異音をかんじました。

ですがその音は、一瞬で収まりました。

おとの感じで思い当たるような原因はホイールのバランスウェイト。

それならば、ゆっくりストレートで加速させて再テストしようと2周目のストレートにはいりました。

この時、前後には車はありませんでした。

アクセルをゆっくりあけて安全にスピードをあげてみました。

こんどは前より大きなジャダーがあり、後方を確認しながらアクセルをゆっくりもどして一定の速度を保ってピットへ戻ることにしました。

おそらく原因はタイヤかホイール。

ないとは思うが、もしくはハブ。

残念だけどオプション編集部にはあやまろうって

事故なきが一番そう思ったのでした。

そして、この瞬間おいらは安堵したのです。

無事帰れるって。

その瞬間に起きたのです。

後ろからは赤いシビックが接近していましたがかなり距離もあり、ヘッドライトオフ、ウォータスクリーンにもなっていなかたので不用意にレーンチェンジせず進路を保ちました。

このときに右ウィンカー出して、後ろのシビックに道を揺すらなかったのが事故の原因だと、おいらが悪者になってるようだけど、違うと思います。

あの雨でワダチに水溜りが出来ている状態でそんなことを皆んながやってたら全員何処に進路を取ったらよいかわからず常に事故が起こるでしょう。

また、サーキットは速く走るためのところだからレコードラインをスローダウンしていたおいらが悪い、これも違います。

もし前方が視界不良で安全が担保されないなら

それ以上無理せずに行かないが正解です。

スーパーGTレースなどは興行レースですから

そういうのはありですが、主催のイベントの趣旨を理解する必要がるのは、言うまでもありません


まったく自分を擁護するつもりも、追突してきた車の責任を追求しようとは思いません。ぶつかった本人が一番痛いのですから。

そして、それがモータスポーツだからです。


でも、この事故の原因は後車が見ていなかったのだと思います。もしくはガラスが曇るなどして

見えなかったのかもしれません。


こちらからは、完全に自分より明らかに速い赤い車の存在を認識していました。

モータスポーツとは、そんなリスクを常に意識しなければなりません。

それこそがシュミレーターやラジコンとの大きな違いで、もっと楽しいエレメントなのです。

だから遊びなのに真剣に向き合わなければならないんです。


で、

その衝突の瞬間はミラーは見てなかったので衝撃に心構えもなく。

いわゆる腰が抜ける感じというか、下半身が吹き飛んだ感覚。

あかん!これあかんやつや!

たぶんこれが死ぬ瞬間や・・・

しかもなんか燃えそうな液体の匂いがする

でも、まだ

なんとか手足は繋がってるようだ。

お願い止まって!

それは地獄から闇の力で池底の底まで引きずりこむような力。

最後の力を振り絞ってカットオフスイッチを切りなんとかドアを開け脱出することが出来ました。

タンカに乗せられ、ふと視界に入ったのは潰れたフィガロのお尻。

それに何を思ったて・・・

じつにいい壊れ方してる。

そのおかげで室内はなんともなかった。

だからおいらは助かった。

おい!

富士山神社?

どうなんこれ?

賽銭もっと欲しかったんか?

これはな、おまえみたいな守銭奴神社じゃなく

おいらがおいら自身を救ったんや。

何であんなにお願いしたのに助けてくれへんかったん?

お賽銭リファンドやっ。


その後は、激痛で意識が何回も飛びそうになってはや2日。


まだ何をどうするかは何も考えられません。

とりあえずはトイレが1人でできるようになることからです。

つぎからは絶望チューナー

生きてるって辛いねチューナーを目指します。


フィガロはあっという間のクルマだったかもしれませんしれが、皆さんの記憶に残る車だったら嬉しいです。


いままで応援ありがとうございました。

おやすみなさい。





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後ろの赤い車はシビックではなくスバルのクルマのようです。失礼しました。