3月末に大腿骨を骨折した母は病院を退院し、現在は老健（介護老人保健施設）でリハビリ中です。
老健は私の家の近くで、歩いていける距離なので通いやすくなりました。
病院ではリハビリ以外寝たきりだったので、ほとんど動かず人と話すこともほとんどなかったのでは？と思います。母もどう過ごしていたのかわからないと退院の時に言っていました。
手術しないと車いすと言われたので手術をお願いしましたが、手術後一時的に繊毛状態になりました。
心配でしたが面会ができないので、週1回5分！のラインのビデオ面会で様子をみることしかできませんでした。
老健は17年ほど前にうつから繊毛状態になった時にお世話になりました。あの当時は入所するのが本当に大変でしたが、今は3か月という期間に限定されているようで、割合スムーズに入所することができました。
当時の老健は特養（特別養護老人ホーム）までの一時的な滞在所という感じだったので、ほとんどの方が元気になって退所するのではなく、状態が悪くなって入院したり特養に入所するという感じでした。今から考えると、老健の本来の目的からだいぶずれていたと思います。
老健は病院と違って、普通に生活（朝着替えて生活）するので、一日のネリハリもあると思うので少し安心です。
老健もまだ通常の面会ができず、ベランダでガラス越しに話すようになっています。でも、上の部分が開いているとはいっても、ガラス越しなのでなかなか声が聞こえません。
最初の面会の時に口は開いているのに全然声が聞こえないと思っていたら、母が口パクだったのが分かって看護士さんと大笑いしました。
面会が終って帰る時、看護士さんが誘導してくれて母が手を振ってくれるのですが、その時に本当に素敵な笑顔で送ってくれます。
その笑顔を思い浮かべた時、母に対する感謝で胸が熱くなりました。それ以来、母の笑顔は私にとって感謝のスイッチになりました。
その笑顔を思い浮かべるだけで感謝の気持ちが自然にあふれてくるのです。本当に有難いことです。
母は家に戻りたい一心でリハビリを頑張っています。戻れるといいと思いますが、今のところどうなるかわかりません。老健退所後のプランBも考えておこうと思います。