今でも奢って貰っているのでしょうか? | 福岡の団塊ジュニア世代進路アドバイザー特定社労士・山本幸司のブログ

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生粋の福岡県人である「特定社労士」こと特定社会保険労務士によるブログです。

突然ですが、生粋の福岡県人である僕には昔S君という隣町(当時)に住んでいた1つ年下の友人がいました。

彼とは共通の趣味で意気投合したわけですが、実は人間として最大の欠点がありまして…、

それはズバリおねだりをすること、

僕の顔を見るなり

「奢って、奢って」

が口癖てしたが、更にタチが悪かったのは自身の欠点を棚に上げ、共通の知り合いだったM先輩のことを批判のターゲットにしていたことです。

「人との付き合い方が分からないから奢ることを知らないM先輩、

情けないっスよ」


何しろ年賀状にも元旦早々

「※また『ジョイフル』でおごってくれ(涙)!!」


救いようがありませんね。


ちなみに『ジョイフル』とは大分市が発祥の廉価なファミレス、


全国展開をしていますのでご存知の方々も多いと思います。



その「奢ってマシーン」ことS君、

仕事の関係で憧れの上京を果たす前に一言、

「山本さんには今まで色々とお世話になりましたから御礼に僕が『ジョイフル』で奢りますよ」

その台詞を聞いた時は

「彼も成長したな」

と感心したものです。


ところが、いざ蓋を開けてみると電話で言い訳三昧、

「山本さん、実は『ジョイフル』の件ですけど、その日は高校時代の友達と待ち合わせが…」

僕は思わず受話器口で一喝しました。

「○ね!!」


当然ながら彼は怖がり、その場で受話器を切りました。


僕が発した台詞、

どのような言葉だったかは皆様方の想像にお任せ致します。


ただ、台詞の内容が内容だけにS君には悪いと思い、最後のチャンスを与えました。

「今度奢ってくれたら今までのことは水に流すよ」

「山本さん、有難うございます」

そのチャンスを生かすか殺すか、は彼次第、

S君の実家へ向かいます。


彼も人間、一応反省はしていましたが、やはり駄目でした。

「山本さん、今日は時間が遅いので辞めておきましょう」

その際、僕は

「約束が違うじゃないか!!」

と怒鳴り付けるつもりでしたが、彼のご家族やご近所さんのことを考え理性で何とか抑えました。

その代わり、上京する際の引越荷物の発送を依頼され5,000円札を渡されます。

「引越代が4,600円なのでお釣は山本さんにあげますよ」


1998(平成10)年の6月5日(金曜日)、

S君は最初で最後となる400円の金銭を僕に奢ってくれました。



まっ、正確には「手切れ金」でしたけど。


それが彼との「今生の別れ」となったのは言うまでもありませんし、僕自身もホッとしました。


時は経ち、元号も平成から令和へと変わった2022(令和4)年の6月5日(日曜日)、

S君と袂を分かち合って丁度干支が2回りしました。


寅年生まれの彼は今年で人生4度目、「数え」では5度目となる年男、

年内に48歳の誕生日を迎えますが、今でも周囲の方々に奢って貰いながら人生を歩んでいるのでしょうか。



既にどうでもよい存在ながら何となく気になります。





私は福岡県在住の「社労士」こと社会保険労務士です。


私は2012(平成24)年の11月から4年間に渡り

「合格基準が透明な社労士試験」

「受験生の努力が報われる社労士試験」

の実現を目指して日々奔走されていたtktkさんの活動を誇りに思っております!!