風、風、風 | ファミリーで登る山日記 のち日々雑感

ファミリーで登る山日記 のち日々雑感

1995年に夫と2人で始めた山登り。
2年半の北海道在住をはさみ、2001年にはキリマンジャロに登りました。息子が生まれてからは、3人で八ヶ岳やアルプス、残雪期の山歩きなどを楽しみました。
息子が家を出た今は、日々のことをいろいろ書いています。

一昨日15日、関東で春一番が吹きました。

15日の夜から16日の朝にかけて、寝ている間も、かなり激しい

風が吹いているのを感じていました。

春一番にちなんで、今回は、風をテーマに取り上げます。

 

実は、私は、風がとても苦手です。

時に、息ができなくなりそうになって、パニックになります。

山登りの際に、その思い出があるのが、北海道在住時代に登った

樽前山です。

 

1997年10月11日(土)樽前山

樽前山は支笏湖の南側にある活火山です。

山の形が特徴的で、ぜひ登ってみたいと思って登ったのですが、

外輪山に来たら、ものすごい強風。

しかも360度遮るものがないので、本当に息ができなくなりそう

になって、思わず下を向いたのですが、下からも風が吹き上げて

くるので、!!!。

夫の背中にはりついて、心を落ち着けてから、再び歩きました。

しばらく歩いてからは、風にも慣れて登頂できました。

 

もうひとつ、自分にとって、強風の強い思い出として残っているのが、

2002年7月 後立山連峰縦走(白馬三山~五竜岳) です。

 

初日、栂池自然園から白馬大池山荘まで登りました。

テント行を予定していたのですが、雨にずっと降られていたこともあり、

山小屋に泊まった私たち。

翌日も、朝は激しい雨。

その後晴れてくるという予報だったので、朝の出発を延期して、天気が

好転するまで待ちました。

10時過ぎに晴れてきたので、それから出発。

ただ、稜線に出て驚いたのが、風の威力です。

稜線に出た途端、ザックカバーが外れてしまいました。

紐で結んでいたので、飛んでいくことはなかったのですが、ザックカバーが

旗のようにパタパタとひらめきました。

※写真は夫です。

 

この時も、私はしばし立ち止まらざるをえなくなりました。

風が強かった分、雲を吹き飛ばしてくれて、眺めは最高でした。

当初の予定を変更していたこともあり、あまり焦らずに、ゆっくりと歩きました。

 

もうひとつ、風の思い出としては、山の雑記帳に書いた 山での気象(風編) に

取り上げた2010年10月の谷川岳があります。

この時は、私自身はそれほどでもなかったのですが、息子が飛ばされそうで、

ハラハラしました。

 

風が強いとそれだけでドキドキする私です。

 

※これまでの山行は → 山行歴 をご覧ください。