一昨日15日、関東で春一番が吹きました。
15日の夜から16日の朝にかけて、寝ている間も、かなり激しい
風が吹いているのを感じていました。
春一番にちなんで、今回は、風をテーマに取り上げます。
実は、私は、風がとても苦手です。
時に、息ができなくなりそうになって、パニックになります。
山登りの際に、その思い出があるのが、北海道在住時代に登った
樽前山です。
樽前山は支笏湖の南側にある活火山です。
山の形が特徴的で、ぜひ登ってみたいと思って登ったのですが、
外輪山に来たら、ものすごい強風。
しかも360度遮るものがないので、本当に息ができなくなりそう
になって、思わず下を向いたのですが、下からも風が吹き上げて
くるので、!!!。
夫の背中にはりついて、心を落ち着けてから、再び歩きました。
しばらく歩いてからは、風にも慣れて登頂できました。
もうひとつ、自分にとって、強風の強い思い出として残っているのが、
2002年7月 後立山連峰縦走(白馬三山~五竜岳) です。
初日、栂池自然園から白馬大池山荘まで登りました。
テント行を予定していたのですが、雨にずっと降られていたこともあり、
山小屋に泊まった私たち。
翌日も、朝は激しい雨。
その後晴れてくるという予報だったので、朝の出発を延期して、天気が
好転するまで待ちました。
10時過ぎに晴れてきたので、それから出発。
ただ、稜線に出て驚いたのが、風の威力です。
稜線に出た途端、ザックカバーが外れてしまいました。
紐で結んでいたので、飛んでいくことはなかったのですが、ザックカバーが
旗のようにパタパタとひらめきました。
※写真は夫です。
この時も、私はしばし立ち止まらざるをえなくなりました。
風が強かった分、雲を吹き飛ばしてくれて、眺めは最高でした。
当初の予定を変更していたこともあり、あまり焦らずに、ゆっくりと歩きました。
もうひとつ、風の思い出としては、山の雑記帳に書いた 山での気象(風編) に
取り上げた2010年10月の谷川岳があります。
この時は、私自身はそれほどでもなかったのですが、息子が飛ばされそうで、
ハラハラしました。
風が強いとそれだけでドキドキする私です。
※これまでの山行は → 山行歴 をご覧ください。