本日、6月14日で、脳出血発症右半身全麻痺からちょうど1年となりました。
感慨深いです。本当に悪夢を見ているようでした、、、1年前のあの日の動かなくなったあの絶望感は、一生忘れることはないと思います。みるみる動かなくなる、右手と右足。口も動かなくなって、呂律も回らず、、、動揺しました。、、
救急搬送される頃は、手足は全く動かなくなりました。
救急搬送された病院で見た、私のMRI画像。
脳の左側が、丸く白くなっていました。
「脳出血です」。そう告げられて、信じられず、悪い夢を見ていると自分に言い聞かせました。意識も朦朧としていたと今にして思えば思います。
その後、沢山の皆様から寄せられた励ましの言葉によって、死を考えた私に、
「何がなんでも絶対に身体を動かして舞台に帰る!!!!」
ことを誰がなんと言おうと固く固く心に誓わせて頂く、その勇気を貰いました。
私が入院中にやってきたリハビリ、そして、退院してからもずっと今もやっている、リハビリの一部を写真でご紹介します。
皆様からの励ましの声、そして、入院中に付きっきりで毎日お世話になった、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士の先生方には感謝しても仕切れません。
少しずつ、歩けて、少しずつ、指が動くようになって、本当に嬉しかった。
とにかく、夢中に、目一杯、何かに取り憑かれたように、地道に、リハビリを
続けました。それは正に、薄紙を毎日1枚1枚重ねるような作業でした。
劇的な回復なんてありませんでした。
また、頑張っても、前より悪化してしまい、動かなくなって振り出しに戻り、凹むなんてことも、一度や2度ではありませんでした。でも決して、「負けてたまるか!」と言い聞かせて、諦めませんでした。
7月20日に下手くそですが、右手で名前を書けた時は、本当に嬉しかった。
発症1ヶ月後からは、右肩の痛みとの闘いでした。でも動かさなくては、拘縮してしまいます。痛いのを我慢して、筋肉や肩を痛めてしまうギリギリまで頑張って動かしていくのです、、、
そして、今は自分としては細かいところで不自由は少し感じることはあるものの、ほぼ全く普通に生活し、舞台で、舞ったり、謡ったりすることが出来ています。
ほんとに、今日が私の「一周忌」にならなくてよかったです、、、、😢(涙)
生かされたこの現実、舞台に帰ってこれた現実に感謝して、私に与えられた役目を全うしていきたいと思います。
そして、再発に注意して、健康に留意していきたいです。
味覚も変わってしまったので、間食をしなくなり、食べる物にも気を付けるようになって、体重も標準体重になり、今すっかり健康体です。多少疲れやすくなりましたが。
皆様、今後とも、宜しくお願い申し上げます。
ありがとうございます😊😭😭‼️
山井 綱雄