こんにちは。
金沢の料理屋四代目、山縣 秀行(@kotobukiya_yama)です。
和のテーブルマナー等の記載を読んでいると、よく登場するのが「懐紙」
主に、お茶席でお菓子を載せるもので、懐紙といえば茶道具のひとつ、というイメージを持たれている方がほとんどでは。
実際は、名前のとおり、懐(ふところ)の紙。
つまり、常に持ち歩く紙という意味で、様々な用途に一般的に用いられていました。
基本は、二つ折りにして、折り目(輪)を手前にして使います。
使った懐紙は、持ち帰るのがマナー。
お店にくしゃくしゃにして置いて帰ったりしないように。
一般的には、女性用と男性用があり、男性用は大きめ。
茶道の流派等により違いがあったりするので、厳密ではありませんが、男性は大きめサイズをお買い求めください。
私も主に、お茶席用に手元に持っているのですが、ちょっと便利な懐紙の使い方をご紹介。
こんな風に、メモ用紙代わりにつかってみるってのはどうでしょう?
メモ用紙として持っていれば、普段持ち歩く荷物が増えるってこともありません。
何か会費などを渡すとき、ハダカままのお札を渡すのは、ちょっと・・・というとき。
こんなふうに、包んでわたすとちょっと上品な人に見えません?
「懐紙」は、主に茶道具店等で売られていますが、デパートの茶道具売り場などだと、買いやすいかと思います。
シンプルなものだと、だいたい、1帖(30枚)で120円くらいから。
最近は、100円ショップでも売られているようです。
「拭く」はもちろん、「書く」「包む」にも対応する懐紙。
さりげなく使いこなせると、女性でも男性でも、スマートな人に見えること間違いなしです。