こんにちは。

 

金沢の料理屋四代目、山縣 秀行(@kotobukiya_yama)です。

 

 

最近は、和室のないお家も増えているということで、馴染みがどんどんとなくなりつつある「座布団

 

恐らく、自宅に座布団がないお家も少なくないでしょう。

 

かなりイス・テーブルの設えも増えましたが、まだまだお座敷でお膳というスタイルも多い料亭での会食。

 

その際、個々の座席に座布団が敷かれているわけですが、この座布団に関するマナーをご存じない方がかなり多くなりつつあるような。

 

まず、座布団に関する予備知識。

 

座布団には裏と表が存在します。

 

ですので、勝手に裏返したりしないようにしてくださいね。

 

表側は、中央に糸のフサがついているほう。

 

また、前と後もきちんと決まっています。

 

座布団は、布を半分に折って、三辺を縫い合わせて作られているので、縫い目がない辺が前になります。

 

もし、座布団を並べるようなことがあった時には、ご参考に。

 

そして、正しい座布団の座り方。

 

大事なことは、座布団を足で踏まない!

 

座布団の上に座ろうとするとき、つい座布団を踏んでしまっているはず。

 

これは、最大のマナー違反。

 

座布団につく時は、まず座布団の後ろ(本来は下座側)に一度しゃがんで、座布団を両手で押さえながら膝を進めるようにして座ります。

 

座布団から降りる際は、座る時の逆に。

 

ぜひ、美しい座布団使いを心掛けてみましょう。

 

きっと、ピンと背筋が伸びるはず。