お金がないから瓦屋根にしました | 三州瓦メーカー山平の瓦ブログ

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瓦の製造メーカー (株)山平 社長のブログです。
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ための一つの手段としてブログを始めます。

「お金がないから瓦屋根にしました。」

取引先の方と話ししてた時に、ふと思い出したフレーズです。

以前、ある展示会でご来場いただいた施主さんから言われた一言です。
最初、聞き間違えたかと思ったのですが、そうではないようです。

よく、「お金がかかり初期投資できないから、瓦じゃなくスレート屋根にしたよ」とか
「ランニングコストではなく、イニシャルコストがかけれないから・・・・」とか
瓦が高いから安く済ませるため、他の屋根材にしたっていうのは言われることはあるんですが、
この「お金がないから瓦屋根にしました。」は初めて言われたので、すごく覚えてます。

施主さん曰く
「あとで、10年後に色の塗り替えでお金がかかっちゃうと、子供もお金のかかる頃だし困るから最初に瓦屋根にしておいて、高くなってもローンで35年分割にしとけば安心だからねぇ。10年後に色の塗り替えで100万円って言われると、ローンも払いながらお金貯めるのなんて、できないから・・・お金ないから瓦屋根にしました。」
こんな雰囲気のことを言われました。

そういう考え方もあるのねぇ。って思ったんですが、自分が結婚してみると
この言葉はまさにそうだなぁって感じてます(笑)

僕は、基本的に財布にあるお金は全部使っちゃうタイプなので(笑)
なかなかお金が貯められないんです(笑)

家賃プラス貯金ってなってくると、しっかりした奥さんをもらわないとですよねぇ。
さらに、色の塗り替えのことなんて知らずに家を建ててしまった場合には、
急に費用がかかることになるので・・・・
たぶんきちんと説明されてないんだと思いますけど・・・・

まぁ瓦メーカーの僕の意見ですので、これは賛否両論あるとは思いますが、
こういう側面もあるんですよ。ってことを考えていただければと思います。

今は塗装が20年持つとかカタログには書いてあったりしますが、
商品が出てから数年しか経ってませんので、結果は20年後まで分かりません。
日本の技術が上がっていて、20年もつのかも知れませんしね。

瓦の良い点として、塗装ではなく、釉薬と呼ばれるウワグスリを掛けて一緒に焼き上げてますので
色が多少薄くなることはあるかと思いますが、色がなくなっちゃうことはありません。

お皿や壺と同じようなイメージですねぇ~
骨董品のお皿や、壺も色はなくなってませんもんね。
時代が証明してるんですね!

瓦贔屓の瓦メーカーの専務の発言でした。


BY 短くまとめようと思ったらやっぱり熱くなって長くなった専務(笑)