ジローラモ氏のごきげんようでの話 | 三州瓦メーカー山平の瓦ブログ

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今日施工店さんと一緒にPVフェアに行ってきたんですが、
ちょっとジローラモさんが、ごきげんようで素晴らしい話しをされたと
聞いたので調べてみました。

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サイコロトーク ここだけの話 (コピー&ペーストしちゃいます)

 秘密守ってくださいね、ホント。ここでちょっと文句言いたいんですよ。私がイタリアに住んでいるときに、建築家、古い建物をやってた仕事ですね。古い建物を大事にしなければならなかった。
 結構ずっとその仕事やってたんですね、日本に来た時に一番びっくりしたのは、日本が古い建物ばっかりと思ったんですけど、新しいものばっかりあって、それすごいショックだったんです。
 京都に行ったらまだそういうところを守ってるんだけど、京都でも結構変わってるじゃないですか。遺産の問題で、そういうところに住みたかったら、自分の家税金払えないから、バーンビル建てたりとか、同じところに住みたいじゃないですか。
 だから段々環境変わってるじゃないですか、東京もそうです。イタリアの場合は町の中心は、ほとんど古いです。郊外で新しいものばっかり作るんですね。日 本の場合は、特に東京だと中心の場所いつも移動してるんですよね。たとえば六本木でボーンでっかいビルあって、新宿の方でバーってそういう感じで。
 ちょうどこの間友達と一緒に散歩したら、犬の散歩ですね。友達が『この近く私生まれたんですよ、私の昔の家があったんです。行ったら、今ビル、バーンってあるんです。
 子供の頃この辺で遊んでたんです。何も思い出す場所ないんですよね。私が考えたら、イタリアに行った時に、ナポリのとこ、子供の頃滑って頭ぶって、いしの上で。今でもあの石がある。イタリアに戻る時あの石で頭痛かったよ。
 日本に段々なくなってるの、そういうの悲しいと思うんですよ。だから、そういうことで何かしたいですね


ジローラモさんその通りですよ!
日本の悪いところは景観を考えないところだと思います。
ある意味自分勝手にその場所その場所でどんどん建て替え建て替えしてしまいますよね
確かに僕の生まれ育った田舎町でさえ、かなり変わってきてます。
景色も様変わりです。

昔遊んでた駄菓子屋も当然なくなってしまってますし、走り回った空き地も分譲地です。
京都はなんとか新築時にも規制がある地域があって、町の景観を守ろうとしてくれてますが、
浅草寺の屋根瓦がチタンになってしまったように、見てくれだけ似てても本質は違うものも
増えてきてしまってるような気がします。

しかし古民家再生だったり、街並みを守ろうという動きも多少はでてきています。
近代的な建物や、斬新なデザインもいいのですが、もう少し日本らしさを思い出していただきたい。
日本らしさを残す、日本の美意識をもう一度見直して欲しいと思います。

生活スタイルが変わったとか、時代は変わったとか言いますが、
日本人の本質、日本の美意識は変わっちゃいけないんじゃないかと思います。

ジローラモさんの話じゃないですが、とにかく作れ作れの時代は終わり、
これからは守ることにも目を向けたいですね!


BY 久し振りにゆっくりパソコンでブログを書いた専務