口火を切ると、止まらなくなる。
自分としても、障害を受け入れるのは、とても時間がかかったこと。
答えを追い続けることは、やめにしたこと。
高次脳機能障害は、それぞれ症状が違うこと。
本音で、どんどん言葉が出てくる。
彼を見ていると、昔の自分が重なっていくのだ。
まるで、過去の自分を励ましている気分になるのだ。
まさしく、同士だと思えた。
会が終わり、同じ電車だったので、柔らかな話題に変更しつつ、話していく。
彼は、僕よりも手前の駅で降りていった。
お互い無理せずに働けたら、いいよね。
そんなことを願いながら、見送った。
独りになって、喋り過ぎたあ、と罪悪感に襲われた。
ついつい夢中になってしまった。
これも、抑制障害かな?