14☆吉野敬介著・やれば必ず合格できる! | アニさまぁZOOのブログ

アニさまぁZOOのブログ

ブログの説明を入力します。

オレは中学1年の終わりころから暴走族に関わり出したのだが

中学3年、高校1年、2年と、年が上がっていくと、それまで先頭切って走っていた先輩たちが、ひとり、ふたりと抜けてイク

オレ達もいつかそうなるだろうなぁ、などという感傷に、フト捕らわれたりするコトが多くなってイク

イツマデこんなことができるのかな…と考えたりもする

『暴走族卒業したら何やるんだ、オマエ』などと言い合い

『適当に落ち着きてぇなあ』などと軽口を叩き合っていたが、オレは内心、落ち着いて働いてどうするんだ、という気持ちダッタ

仲間もそうだろう

暴走族をやめたら仲間も失っちゃうんじゃナイカ、という感じが強かった

こういう気持ちになると、なおのことバイクを無性に走らせたくなったり

ムシャクシャした気持ちがどうにも抑えられなくナッテ、誰でもイィカラ因縁ふっかけて、ハデにケンカをしまくっていた

そうしていればタダ楽しく、先のコトなんて考えないで済んだノダ

そういう暴走族仲間の意識は、ヤハリ甘えだろう

何かヤリタイ、でっかくナリタイという気持ちだけは人1倍強いクセに、だからと言って何を努力するワケでもない

周りが勉強しないから、自分も当然シナイ

高校3年の時に、もう1つ、卒業だけはしようと決心した理由ができてシマッタ

夏休み、オレは暴力団がらみの事件で警察に捕まってシマッタ

この時、もう卒業は無理だなぁ…と思ったのダガ

上野先生という担任の先生が『オマエ、卒業ダケはしておけ』と、事件を隠してくれたノダ

オレは感激し、少しは勉強のやる気も出てきた

ダカラと言って急に真面目になったワケではなかった

ソレマデと同じような生活を続けながら、卒業だけはしたい…という都合のイィ気持ちが強くなったダケダッタ

しかし、他の仲間と同じように成績は全然足りなかったから、この【少しのやる気】が湧いていなければ、ヤハリ卒業できなかったダロウ

結局、前に話した田中サンと豊田サン【2人は友達で、どっちかが来る】という、2人の家庭教師について勉強し

それで何とか卒業にコギツケタ

代ゼミの講師をして受験生に接していても、ヨクこういう人種に遭遇するコトがあるから笑ってシマウ

早稲田・慶応に行きたいケド、TV見たい、遊びたい、勉強はしたくナイという…

とんでもないのが現実にい…

ビックリマーク残り字数があせる

ではでは