NAロードスター用、仕様変更版テスト中。 | くるまの達人

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とか、タイトルで謳いながら、実はただの日記だったりするけど、いいですか?

この週末はガレージにこもって、NA
ロードスター・スピーカーシステムの
仕様変更版をテストしています。

併せて、あの頃系メルセデスで皆さん
に絶賛していただいているDSPセッ
トアップのキット化に向けた確認作業
も行っています。

さらに、サブウーファーの搭載位置を
変更した仕様(これもキット化できる
と思います)で、最新仕様の試聴車を
セットアップが完了するところまで漕
ぎつけたいと思います。


仕様変更版のNAロードスター・スピ
ーカーは、採用が決定したらまず5セ
ット程度製作するつもりです。この5
セットは、ほぼ、すでに予約をいただ
いている方々の手もとにお届けするこ
とになると思いますが、今後もわずか
ずつで構わないので継続的に製作して、
NAロードスターで素敵な音楽のある
オープンエアドライブを楽しみたいと
いう方の期待に応え続けられるといい
な、というのが目下の目標です。


製作途中で、ふと紹介したいと思うこ
とがあったので、写真を撮りました。



これは、NAロードスター用のDSP
メインユニットをマウントしたボード
です。この状態まで組み上げて、DS
Pにわたしが制作したサウンドデータ
をインストールしてお届けすれば、取
り付けるだけでこのガレージで製作し
た試聴車とまったく同じ音が世界中ど
こででも再現できます。もちろん、車
両への加工や内装への変更を一切行わ
ず、スペースの限られたロードスター
の使い勝手をほとんど損なわない位置
に取り付けられるように作っています。

でも、ふと紹介したいと思ったのはそ
こではなく、配線材の表面に印刷され
たロゴや印やラインの話です。

わたしが製作するときは、この印刷面
の向きを必ず揃えます。ヒューズブロ
ックやアースブロックに電源線を留め
るときは、必ず印刷面が上です。



ハーネスを製作するときも、ギボシ端
子のカシメの向きと、配線材の印刷の
向きをすべて合わせます。

理由は2つあります。

まず、格好がいいということです。細
かいところを観察しなくても、ひと目
見た瞬間になぜかしゃんとしてるなと
感じるものって、実はこういうところ
にすごく気遣いがあります。なんだ、
そんなことかよと思うかもしれません
が、そういうことって手にする悦び、
所有する満足感にとって、とても大切
なことだと考えています。わずかな労
力(でも、施工箇所が多いとかなり疲
れますが……)で実現できることであ
れば、やっておきましょうというわけ
です。わたしが製作するときにやって
おかないと、後からどうにかしにくい
ことでもありますし、ね。

それともう1つ、作業ミスが減ります。
例えばギボシ端子にはオス、メスがあ
るのですが、配線をこのように組み込
むクセを付けておけば、組み込むとき
にいちいち確認することになりますか
ら、うっかりミスが減ります。わたし
が使っている電源線には、電気の流れ
る方向を示す矢印が印刷されているの
ですが、その向きを間違える可能性も
グンと減らすことができます。そして、
完成したハーネスを組み付ける時にも、
配線の極性をすぐに確認できるので、
やはりうっかりつなぎ間違える可能性
が減ります。

わたし的には当たり前にやっているこ
とですが、記録用の写真を撮っている
ときにふと、これは自作派の皆さんの
参考になるかなと思って書きました。

昼ご飯を食べたら、仕上げに掛かりま
す。NAロードスター・スピーカーシ
ステムの最新テスト仕様、もうすぐ音
が出ます。

ちなみに、めでたく採用が決まった暁
には、すでにNAロードスター・スピ
ーカーシステムを手にしていただいて
いる方へのフォロープログラムもきち
んと用意しますので、該当される皆さ
ん、どうぞご安心くださいませ。




山口宗久(YAMAGUCHI-MUNEHISA.COM)
webTV「モーター日本」
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