「NDロードスタースピーカーシステム、サブウーファーも完成しました」の2 | くるまの達人

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とか、タイトルで謳いながら、実はただの日記だったりするけど、いいですか?


テーマ:
今日が仕事始めだった方も多いと思い
ます。お疲れさまでした。

わたしは、というと、間もなく22時
のいま現在、気がついたらほぼ24時
間起きてます。さすがに疲れてきたの
でそろそろ寝ようと思いますが、今日
のお昼頃に公開した、「改・BOSE
サブウーファー」(名前がまだ決まっ
てません……)を組み合わせた「ND
ロードスター・スピーカーシステム」
のサウンドファイルをもう1本アップ
しておくことにしました。

溜まってしまっているメールへの返事
は、明日の午前中に書かせていただき
ます。お待ちの皆さま、1通1通、き
ちんと返事を書かせていただきますの
で、もう少しお時間をくださいませ。


サウンドファイルは、マツダコネクト
/BOSEサウンドシステムが装着さ
れたNDロードスターで収録したもの
で、

A)NDスピーカーシステム(ツィー
ター、メインスピーカー)と「改・サ
ブウーファー」を装着。

B)NDスピーカーシステム(ツィー
ター、メインスピーカー)と手を加え
ていない純正サブウーファー。

C)NDスピーカーシステム(ツィー
ター、メインスピーカー)と手を加え
ていない純正サブウーファー(トーン
コントロール=BASS/ー4)

の3つの設定を順に繰り返します。


その他、詳しいことは、1本目をアッ
プしたときに書いたブログに書いてあ
りますので、ご参照ください。

1本目/『続報・
NDロードスタースピーカーシステム』





今回紹介する2本目は、こちら。

【ND Roadster/MX-5
  Speaker System Sound file 02】




それでは、サクッと参ります。

1−A)
オープニングの打楽器の鳴り方がとて
もきれいですが、そこに続く2つの要
素にもぜひ注目してください。

1つは、歌前のパーカッションの革の
ニュアンスが低音に邪魔されないで、
とても繊細なタッチで聞こえているこ
とです。革の乾き具合や手のひらの大
きさが見えるような絶妙な表現力は、
メインユニットとツィーターがいい仕
事をしてくれているわけですが、サブ
ウーファーがそのニュアンスに覆い被
さってこないからこそ聞こえてくる音
感でもあります。

そして、ドラムのフィルインの歌直前、
4拍目の裏にハイハットが開いた音が
聞こえます。このニュアンスをよく覚
えておいてください。純正ノーマルB
OSEサブウーファーとの組み合わせ
では、とても大切なこの裏アクセント
がはるか底の方に沈んでしまっていま
す。

この曲の印象を決定づけているベース
ランニングも音程感よく流れています
し、ボーカルもスッと前へ出てくる感
じがとても心地よいです。

何度も繰り返しますが、AとBでは、
サブウーファー以外はすべて同じです。
つまり素敵に流れている音を一緒にな
って盛り上げることができるか、自己
主張強く覆い被さってしまうか、とい
うことなんです。

よく「マルチには挑戦しないんですか?」
と聞かれます。オーディオでいうマル
チとは、複数のスピーカーユニットを
組み合わせて鳴らすことを指す場合が
多いですが、サブウーファーとメイン
ユニット、ツィーターの組み合わせだ
けでもマッチングを取らなければなら
ないところが数え切れないくらいあり
ます。それは、どのメーカーのユニッ
トを使いましょうか、というようなお
買い物の話だけでなく、それをお隣さ
んを気にしながらどうやって鳴らし込
んでいきましょうかというレベルの話
で、あっという間に100万円を超え
るような予算と、とんでもなく知識と
センスのあるサウンドエンジニアの力
がないとできない相談です。下手なマ
ルチを組むくらいなら、シンプルな構
成を念入りにセットアップする方が、
よい音になることが多いです。スピー
カーユニットの数を積み上げることで
はなく、よい音楽環境でドライブする
ことが目的ならば、わたしはシンプル
な構成を選びます。あの頃系メルセデ
ス用のスピーカーシステムでも、ずっ
とその方向でデザインしてきました。


1−B)
歌前のドラムのフィルイン最後の4拍
裏アクセント、ハイハットがシャーと
開く感じが、思い切り沈んでしまって
いるのがわかりますでしょうか。とて
も残念なポイントの1つです。その後
も、低音がブイブイと箱鳴りしつつ尾
を引きまくっているせいで、音楽全体
がとても平坦になってしまっています。
聞き慣れたこの曲、実はものすごいミ
ュージシャンたちが演奏していて、も
のすごく凝ったアレンジだったんだと
いうこと、Aを聴いたときにハッと気
づいた方も多いんじゃないかと思いま
す。クルマに限らずBのような鳴り方
のオーディオがどれだけ多いか、とい
うことなんだろうなと思います。


1−C)
でしゃばり過ぎな低音に控えてもらう
ために、トーンコントロールをマイナ
ス4まで下げたCでは、Bで聞こえな
かった音が姿を現すものの、やはりペ
ラペラの薄っぺらい音になってしまい
ます。これは、前回のブログでも書い
たとおり、トーンコントロールがサブ
ウーファーだけでなく、メインユニッ
トからも低めの音を削り落としてしま
うことに原因があります。

この曲を演奏しているベーシストはと
ても有名な方で、張ったばかりの弦で
出やすいジャイーンという倍音成分が
多いのが彼のサウンドキャラクターで
す。ところがこのジャイーンは、しっ
かりとした中低音が下支えをしていな
いと、ペナペナの安っぽい音になって
しまいます。その傾向が出始めていて、
この曲でこのトーンセッティングはな
いなと、即決できるほど残念な感じで
す。パーカッションの革も、ペラペラ
に薄っぺらな感じです。




2−A)
2メロ目にはストリングスが入ってき
ます。ちょっと面倒くさいことを言い
ますが、このパートはディミニッシュ
という全音短三度積で構成されたちょ
っと人工的でとても不思議な響きのコ
ードを使っています。落ち着かないコ
ードなので、安楽な雰囲気を求めて音
が彷徨う雰囲気が漂います。そんな気
配を感じている心をグッと掴んでふわ
ふわ揺らして、スッと落ちつかせてあ
げる……という、すごく大切なストリ
ングスです。落ち着いた瞬間、ウッと
涙が出そうになる、そういう流れを作
ってくれるストリングスなのです。

片手で持つハンドル、
片手で肩を抱いて……

ロードスターでそういう雰囲気のドラ
イブを演出したいなら、これはさりげ
なく、でもしっかりと助手席のパート
ナーに届けなければならない音です。

Aを聞いてから、Bを聞いてみてくだ
さい。


2−B)
ね、ストリングスが埋もれてかすんじ
ゃってるんです。こういう音が素敵に
響いているかどうかで、胸がキュンキ
ュンくるか、ただのBGMに終わるの
かが決定的になることは、覚えておい
て損はないと思います。


2−C)
ストリングスの表現については、Bよ
りもよいと思います。けれども、やっ
ぱり全体的にチキチキちゃきちゃき鳴
ってしまって、耳につきます。やはり
この曲では、Cはないなと再確認です。


3−A)
サビのアレンジ、ものすごい音だくさ
んです。色んな楽器がいろんな符割り
でワイワイ鳴って、ボーカルを盛り上
げるひとつの雰囲気を作っています。
このパートは、ひょっとしたら、Aは
賑やかすぎるのでBの方がいいという
人がいるかも知れません。

けれども実は、オープンエアドライビ
ングを最高に演出する車内音楽環境っ
てどういう感じだろう、というイメー
ジを最初に描いて、音づくりをして決
めたバランスです。この音のバランス、
ぜひ幌を開けて走りながら感じてほし
いです。ちなみにあの頃メルセデス用
では、このバランスには仕上げません。

音楽の雰囲気にクルマやクルマの使い
方を合わせるのではなく、クルマの雰
囲気や使われ方にあった音楽空間が必
要。わたしは、そういう考え方です。


3−B)
ベースとボーカルの耳にキンッとくる
ところしか入ってこない。このバラン
スで風を浴びながら走ると、そういう
感じになります。背景を盛り上げる凝
ったアレンジがモヤッとしているのが、
とても残念なBで聴くこのパートです。


3−C)
オープンエアドライビングをイメージ
するのであれば、このパートでこれは、
ちょっとキンキンしすぎていてないで
すね。ボーカルの声質も大いに関係し
ているのですが、大音量で聴く小型ラ
ジオみたいな音です。やっぱりトーン
コントロールでベースをバッサリ削り
落として調整しようなどということは、
付け焼き刃に過ぎないということです。


というわけで、A、B、Cを通して聴
いてみてください。


明日は取材に出掛けますので、次のサ
ウンドデータをアップできたとしても
夜かなという感じです。それまでどう
ぞ、繰り返し繰り返し聴いて楽しんで
くださいませ。


それでは、おやすみなさい。

あ、そうそう。
ツィーターを固定する部品、いろいろ
検討したんですが、ちょっと贅沢なこ
とをしました。せっかくだから、いい
ものを作りたくてね、というわけです。



ではでは、お休みなさい。


『NDロードスター
    スピーカーシステム』




山口宗久(YAMAGUCHI-MUNEHISA.COM)
webTV「モーター日本」
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