「犬を殺すのは誰か」 | ヤマガラ家のシーズー日記

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愛犬(シーズー)との散歩や日々の出来事

このショッキングなタイトルは大田匡彦著の
ペット業界を攻めるタイトルの表題です。
 
「犬を殺すのは誰か」
 
副題が「ペット流通の闇」となっています。
2010年9月30日 第一刷発行で、かなり最近のデータに基づいています。
 
それによると2008年度に殺処分にあった犬は84,045匹だそうです。
恐ろしい数です。
この年の自治体に引取られた数は115,797匹で
助かったワンコが3万匹ほどいます。
 
この処分された数とは違うのだけれど
「犬を捨てる身勝手な理由」にある犬種別の捨てられた数のところに
私たちの愛するシーズーは
第一位の雑種を含む第4位にいて
その数 373匹
この表を見ると、
多く飼われている犬種が多く捨てられていることがわかるのだけれど
シーズーが上から4つめ、というのにショックでした。
 
著者によると
この殺処分の数の多さは、
ペットの流通のしくみにあるということなんですが、
日本には
それをとりしまる法令がなく、野放しなために
多く生ませて
親から引き離すのに不適当な時期に離し(社会性の欠如)
飼えなくなった人がたくさん出て
簡単に処分されてしまう、ということでした。
 
また一方で、飼う側も
非常に身勝手な理由で犬を処分場に連れてくるようです。
 
不幸なワンコを減らすには
最初のブリーダーのあり方や流通のあり方を変えないといけない
ということですが
早く 法令ができて、
取り締まるところはとりしまり
命が不当に扱われるのをやめてほしい、と心から思いました。
 
興味のある方は一読ください。