迷子のワンコ<幸せ犬 編> | ヤマガラ家のシーズー日記

ヤマガラ家のシーズー日記

愛犬(シーズー)との散歩や日々の出来事

昨日は、心が一杯で書けなかったのですが
今日は幸せになれたので、これを書くことができます。

火曜日の午前10時頃、出かけるときに
家からの通り道にある児童公園にワンコがいた。

あっまた迷子だ。

そのときは、そう思っただけで
そのうち家に帰るだろう、くらいに思っていた。

12時過ぎの帰宅時
そのワンコは、まだ公園にいた。
今度はさっきよりもじっくり見た。

年寄りそうである。
吸い込まれそうな悲しい目をしていた。

家でお昼を食べながらも
さっき見た悲しい目が忘れられなくて
ずっと気になった。

午後3時、コロンたちのちょっと早い散歩に出かけた。
フェンスがあるものの
そこにワンコがいるのに
コロンもルーシーも全く反応しない。
それが悲しかった。
近くで見たら
ワンコはガリガリのボサボサだった。
柴よりも少し大きい雑種
ゴールデンレトリーバーが混じっているのか、
ちょっと、ゴールデンのような耳と優しい目をしていた。
でも、その目は深い悲しみを感じさせた。

散歩から帰って、
いてもたってもいられなくなって
要らない器を探した。
お水用と2個
コロン達のご飯を入れて
公園へ行った。

ワンコはエサを見ても近づいてくるわけでもなく
威嚇もしない。

私はワンコから2メートルくらい離れたところへ
水とご飯をおいて公園を出た。

川の前なので、水を飲もうと思えば飲めたと思うのだが
ワンコはまず、水を飲みだした。
一息ついたところで
ご飯を食べだした。

ご飯を食べてるのを見て
家に帰った。
夕方会った子供が、木曜ぐらいからこの辺にいるよ
と言った。
台風のときだ。

台風で驚いて、脱走してしまったのか?
でも、首輪もしていなかった。
誰かが捨てていったのだと思った。

悲しい目が忘れられず、
庭で飼うことを考え始めた。
庭をノミ・ダニで汚染されたくないので
獣医さんに、まず連れていかねば、と思った。
でも、車はない(夫くんの通勤車しかない)。
自転車で運べるような大きさではなかったので
コロンが手術した獣医さんは
ここまで来てくれるだろうか、考えていた。

5時過ぎ、再び公園に行ってみたら
ワンコがいなくなっていた。

私があげたご飯で
少し力が出て
家に向かったのか、と思っていた。
無事、帰れたらいいな、と思っていた。
捨てるような飼い主でも、戻ってきたワンコを見たら
きっとかわいくなって、また飼ってくれるだろう、と
勝手にいろいろ考えていた。

そしたら、なんと!
ワンコは公園の前の家で保護されていた。
すぐ前ではなく、ちょっと奥に入ったお宅だったので
わからなかったのだ。

この家は、捨て犬や捨て猫がいると
去勢・避妊手術をちゃんとして
いろいろ飼ってるお宅だ。
最後の犬が、1年くらい前に死んで
今は猫が1匹いるだけだった。

私がいないな、と思ったとき
ワンコは、公園から出て
このお宅の畑がある辺りにいたそうだ。

おばあさんが、かわいそうになって連れてきたとのことだった。

今朝、保護されていることを知って
早速見に行ってきた。
ご飯をあげすぎて、下痢してしまった、とのことだった。
お腹がすいていたのだろう。
出された分、全部食べてしまったのだ。
下痢するくらい、たくさんご飯をくれるおうちだ。
ガリガリだった体も
じきに肉がつくだろう。

あんまり汚いからシャンプーに連れていきたい
と言われたので、
コロンが手術してもらった獣医さんを紹介した。
そこでシャンプーをしていることを知らなかっただけで
そこのお宅もよく知っている獣医さんだ。

今日はお休みで、明日は用事があるとのことなので
土曜か日曜にはシャンプーに連れてってもらえそうだ。

ワンコを車に乗せるのにダンボールがないかな~と言われたので
ちょうど、うちにあります、と渡した。

悲しい目をしたワンコは
安住の地をみつけた。
ここのお宅は、病気だからといって
犬猫を殺したりはしない。
今飼ってる猫も、白血病だったのが
薬で治って元気になったとのことだ。

いいお宅に連れていかれて良かった。
悲しい目だったワンコが
毛布に寝そべるのを見て
安心して帰ってこれた。