露地栽培のサワーポメロの様子です。
「サワーポメロ」と言っても、あまり馴染みのない柑橘かもしれません。
私自身青森出身ですので、鹿児島に来るまで全くもって知りませんでした。
文旦の一種の「大橘(おおたちばな)」のことを、鹿児島では「サワーポメロ」と呼びます。
熟すとこのような実になります。
1個500~600グラム(実によってはそれ以上!)と大きくて、爽やかなよい香りがします。大人の男性の掌に収まりきれないほどの大きさです。
「剥きにくそうだし、酸っぱそうだ…」と、大きなグレープフルーツみたいなものを想像して、最初は正直言ってあまり進んで食べたいとは思わなかったサワーポメロ。
しかし、食べてみたところ想像と全く違っていて、相当な量をあっさりと食べてしまいました。
甘すぎず、酸味も強すぎず、果肉もプチプチしていてジュージーです。
刃物で皮を切り開かないと剥けない文旦類もありますが、サワーポメロは手で剥けますし、果汁で手が汚れることもなくて、食べるのも思いの外楽なんです。
さらに、シワシワ(こんなにしなびて大丈夫か!?と思う位)になるまで置いておくと、ジューシーさと甘さが増してまた美味しくなります。
「こんなおいしいものがあったなんて!」と、毎年続けて注文して下さるサワーポメロファンの方もいらっしゃいます。
文旦類が好きな方は、はまってしまう味かもしれませんよ。