大親友というよりは、血こそ繋がってないが、ほぼ家族同然の彼女の結婚式で、なんだかそわそわして寝れなかった私。
去年の今頃は、家族の大反対を押しきって、駆け落ち同然で海外にお嫁に行く予定だった彼女。
結局、家族の同意は得られず、辛い別れを経験した。
国際結婚の難しさを、ひしひしと感じてしまう。
傷心旅行で一緒に訪れたローマの街。
ナブォナ広場近くに夜になると現れるジプシーの占い師に、「貴方、すごく近い未来。1年以内。もしくは半年以内に素敵な人が現れて結婚する、相手は特殊技術をもつ頭の良いお金持ち。子供が見える。」と言われたが、その時は、所詮占い。。だとお互い思った。
あれから丁度半年ちょっと。
まさか、それが現実になるなんて思ってもいなかった。
友達の紹介で知り合った新郎は、世界中にクライアントのいる特殊技術をもつ社長さん。1年の半分は海外で仕事をする忙しい人だ。
だから、私を含むすべての友達が、今日の結婚式で新郎と初対面だった。
不思議なもので、縁があるときは、風向きが2人を導くように、色々なことが、トントンと進み、今日の晴れの日を迎えた。そして、新婦のお腹には、新しい命が宿っている。晩婚の二人にはこの上ない幸せだ。
1300年もの歴史がある神社。縁結びの神様、大己貴命をお祀りする御本社拝殿での厳粛な挙式だった。
ぞろぞろと、新郎新婦の後を歩く親族、友人。
御本社拝殿はこんな風。神様の前は写真撮影禁止だったので、神社の公式ホームページより。
結婚の儀式の後は、皆で記念写真の撮影。
儀式になるときっとこんな感じに走る馬から矢を打つ。
親族だけの披露宴。偽親族の私にも席を用意してもらった。
ふと、卓上の名前の中に、新婦からの一人一人に宛てたメッセージに気づき、涙が出ちゃった私。
ほんとうに、よかったね。素敵な旦那さんに巡り会えて。幸せになるんだよ。