認知症の原因にはさまざまな要素がありますが、高齢者の認知症でもっとも多いものがアルツハイマー型認知症です。アルツハイマー型認知症は脳にβｰアミロイドというたんぱく質が蓄積することで脳の神経細胞が死ぬ病気です。通常、たんぱく質は代謝され、脳にたまることはありませんが、加齢によって代謝機能が衰えると、そのリスクが高まります。
次に多いのが脳梗塞、脳出血（くも膜下出血）の後遺症によって起こる血管性認知症です。病気によって脳の血管がダメージを受けた部分の機能が低下するために認知障害が起こるのです。
アルツハイマー型、血管性、その混合型が８割以上を占めます。他の病気やアルコール依存が原因になることも。
現在、認知症の研究はめざましく進歩しています。認知症のほとんどが生活習慣によって、そのリスクが増減することがわかりました。逆に言うと、生活習慣を整えることで認知症は予防できるのです。
長い間、原因が不明だったアルツハイマー型も、食事によって予防できることがわかってきました。そして血管性認知症を防ぐのも、脳血管疾患の原因になる生活習慣病を改善する食習慣を身につけることで、リスクは格段に減ります。正しい食生活によって脳を正しく機能させれば、認知症は予防できるのです。
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着順は②→④→⑤でした。番外編参照。
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