屋外コンセントを増設してみた。後編。 | 山と道具と

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後日追記 ★ 本電気作業は重大な欠陥作業です!絶対にマネをしないでください!!

 

◆ 我が家の屋外コンセントは、給湯器の所に最初から一か所2口が設置してあった。

↑ コンセントは給湯器の赤矢印の中にあって、

↑ 延長コードは下から片手で突っ込んで、手探りで挿し込まなくてはならず、

 特に冬場は手がかじかんで思うように接続できなかったりする。

 そもそも高圧洗浄機などをよく使う玄関先から遠いから延長コードが必要なわけで、

 玄関近くにコンセントを増設したい、と前々から構想を練っていて、

 先日、ようやく作業に着手したのだ。

 前回の記事「前編」では、構想の課程と外壁に穴を開けて電線を外壁裏に通すところまでを記録した。今回はその「後編」である。

 

まず、電源への電線の結線。

電源は表札柱の灯りにつながる、アウトレットボックス内の電線から取る。

↑ っと、その前にブレーカーを落とすのを忘れずに!

↑ 結線には、差込型結線コネクタを使う。

↑ 今回は3本差しタイプ。

  右の電線が今回新設したもの。

  左の黒いビニールテープが巻かれているのが既存の表札柱用の電源で、

 壁の中から来ている電源線と、表札柱に伸びる電線とが結線されている。

 ここをバラシて、新しい電線を割り込ませるのだ。

  作業は簡単。テープをカットしてバラシた2本と、

 新しい電線の片方の合わせて3本の被覆を剥き直して、コネクタに差し込むだけだ。

↑ 既存電線をカット。

↑ 被覆をガイドの長さに合わせて剥いて、コネクタに突っ込む・・・

 ハズだったのだが・・電源線は問題なかったけど、

 表札柱への電線が細くて、コネクタに固定できなかった・・・・

↑ 仕方ないのでコネクタは諦めて、リングスリーブで圧着することとした。

 ちなみに、既存電線は圧着ではなく、こんな風に手巻き結線だった。

 まぁ、表札柱電灯の数ワットしか負荷はかからないから、これでもイイのかな。。

 でも、今回の結線はコンプレッサなどの負荷容量の大きい電動機器を使う前提なので、

 リングスリーブでしっかり圧着する。

↑ 専用工具を使用して、ガッチリと圧着。

  この工具は、最後まで締めきらないと開かない構造で、

  適切な位置にスリーブと電線を挿し込んでおけば、間違いなく圧着できる。

  電線はスリーブから長めに出しておいて、適切な位置でカットする。

↑ 絶縁、防水のためにビニールテープをキッチリと巻く。

  先端は長めに巻いて折り返し、水の侵入を遮断する。

↑ その上から更に巻き込んで出来上がり。

↑ 黒い線は黒(電源線)、白い線は白(接地線)につないで電源側結線は終了!

↑ 結線が終わったら、それをアウトレットボックスに収納。

 ちょっとキツめ。グレーの被覆をもっと剥いておくと良かったかも。

 結線部分は上に向けて水の侵入防止を図る。

 

 次はいよいよ、防水コンセントへの結線である。

↑ ベースプレートを電線に通して、

 このあと壁に高さを調整しながらビスで固定。

↑ 次いで、防水ゴムプレートにあるストリップゲージを参照して電線被覆を剥く。

↑ ベースプレートに防水ゴムプレートを被せ、電線をコンセント本体に結線。

↑ ベースプレートに本体を被せてビスで固定すればOK!!

 でも実は、電線が長すぎて本体がベースプレートから浮いてしまったので、

 被覆を壁近くまで剥いて電線に柔軟性を持たせてから、電線を数センチカットして

 ようやく収まったのだった・・・。

↑ 2口、アース付きだが、使う機器のプラグにアース付きが無いから、

  アース配線はしない。

   最後の工程であるコーキングに手を付ける前に、

  ブレーカーを上げて、試しに家電を動かしてみた。

  とりあえず負荷のちょっと大きそうなドライヤーを新設コンセントにつなげ、

  スイッチ~オン!!!

  ・・・・・

  あれ? うんともスンとも・・・・

  もしや・・・

↑ やっぱり!!

  玄関内にある、表札柱の電灯スイッチを入れないと、電気が来ないのだった・・・

  まぁ、しょうがない!! コンプレッサとか使うときに、この電灯も点けるしかない。

↑ 無事にドライヤーが動いたことを確認したら、最後の仕上げ!

  防水のためにコーキングする。

  まず周囲にマスキングテープを貼る。

  コンセント側にもした方が、よりキレイに出来るけど、手抜き!!

↑ コーキング剤を本体と壁の接合部分にでろでろっと塗りたくる。

↑ 専用ヘラで、キレイに伸ばしていく。

↑ 下側は、全部はコーキングしないで、万一中に水が浸入した際に水が抜けるよう解放しておく。

↑ 外壁のモールドのデコボコの所がヘラではちょっとうまく行かなかったので、

  指先で修正した。

↑ 少しはキレイになった、かな。

↑ アウトレットボックスのコーキングは経年劣化で汚くなっちゃってるので、

 なんか自分がやった方がキレイに見える。が、いずれコンセント側もこうなるんだろう。

↑ スイッチボックスを使うより、ずっとスッキリと設置できた、と自己満足。

 でも、そのスイッチボックスやジョイント部品とか、無駄になっちゃた。

 いつか使う機会があると、イイなぁ・・・・

↑ ポストを元の位置に戻したら、新設コンセントはほとんど目立たなくなった。

 スッキリさせたけど、あんまり目に触れないから、どっちでも良かった??

 あんなに構想を練り直したのに???

 いや!! これがベストだったんだ!! と自分に言い聞かせながら、

 次のコンプレッサとかを使う日を心待ちにするのであった・・。

 

 

 ※ 本作業には電気工事士の資格が必要です。