長期停電(災害時など)に備えて、灯油ストーブを買ってみた。 | 山と道具と

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◆ 我が家の暖房はエアコンを使っている。

 赤外線ヒーターとオイルヒーターもあるけれど、ほぼ仕舞いっぱなし。

 最近は地震や台風だけでなく、寒波でも停電(断水も)があるらしい、

 なので、緊急用に電気を使わない灯油ストーブの購入を検討した。

 

 求める条件としては、

 ① コンパクト

   普段は使わないため、収納場所を取らないのがいい。

 ② 安価

   使用頻度は極めて低いため、高価なものはコスパが悪すぎる。

 ①の条件だと、トヨトミやコロナなどのよくあるタイプはデカすぎる。アラジンのブルーフレームにも惹かれたが断念。

 ②の条件だと、最近はキャンプブームで、アルパカとかの名の知れたブランドは、

  数年前の倍近い金額に高騰していてあきらめた。

 で、ポチったのが、中華製ぱっちもんストーブである。

↑ 収納袋や替え芯、ポンプなどが付いて1万5千円くらい。

 (年末に見た時は1万3千円くらいだったが、最近の寒波の影響か、値上がりしてた)

↑ アルパカに似ているが、網の保護カバーが上下にスライド出来てコンパクトになるのがマル。

↑ 意外にも箱は丁寧に2重になっていて、ストーブ本体のキズやへこみは無かった。

↑ 箱にもマニュアルにもメーカー名の記載がない。

 購入したホームページには「TOKI shop」って販売元(たぶん)の名前しかない。

 HPに暖房出力が最大10000KCAL/Hって載ってたけど、どう考えても9kw以上あるようには思えない。このサイズのアルパカ辺りで3kwだ。

 で、箱をよく見てみると、「9000BTU/H」って書いてある。調べてみるとBTUって英国熱量単位の事らしく、1 ワット=3.4 BTU / 時。計算すると2.65kw/hだ。まぁ、そんなところでしょうね。この程度だと、20畳近いLDKを温めるにはパワー不足。でも緊急時用だから快適性よりも先ずは暖がとれればそれでオーケーってことで納得済みである。

↑ 替え芯が4つも付いていた。もちろん本体には元々一つ装着済み。

  緊急用で使用頻度は低いから、たぶん1個も替えないんだろうなぁ・・。

↑ ネットには「手袋が右手だけ2枚入ってた」とかのレビューもあったが、ちゃんと左右一組だった。ジョウゴも付いていて、給油時のこぼれは最小限に抑えられそう。

↑ マニュアルは日本語もある、が・・・、中華製によくある微妙に日本語になってない & 文と写真が一致して無いパターンである。芯の交換説明の横に点火方法の写真・・。

 芯の交換説明文に出てくるパーツ名は、パーツ表も説明写真も無くてどの部品のことやら想像を働かせながら現物とにらめっこするしかない。

 「芯アジャスター」と「芯ホルダー」た一体化した一つのパーツ(だと思う。)、

 「ガイドコア」は中央の筒、かな?

とりあえず、一度バラシて、芯交換の要領を掌握しておこう。

↑ 網の保護カバーの上に乗っかっている保護フレームのネジをドライバーで外し、

 煙突(燃焼筒)を上に引き抜いたあと、ブラケット固定用の蝶ネジを外し・・・

↑ ブラケットを外す。下に燃料漏れ防止のための黒いゴムパーツが見える。

↑ 作業しづらかったから、網の保護カバーも外してみた。

 上下スライド用のネジを全部ゆるめると取れたのだが、ナットもフレームから取れてしまって、組み付けるのに手間がかかった。

 余計に面倒なので、網カバーは外さな方がいいかも。

↑ 説明文の4にある「芯アジャスターの芯調整ナット」がどれだか分からなかったが、

 たぶん、青矢印のナットのことかな?と判断して、小型のモンキーでゆるめて、ハンドルを手前に引き抜いた。

すると、芯をホルダーごと上に引き抜くことが出来た。

↑ 芯ホルダーへの芯の装着状況。

 ウイックの下部が狭い隙間に押し込み易いようにカットして広げてある。

↑ 芯の黒ラインをホルダーの上端に合わせるとイイらしい。

 

灯油タンクが無いので、10リッター用をネットで購入したが、まだ来ない。

燃焼試験はまたの機会かな。

灯油も長期保存はあまりよくないみたいだから、年に1回、シーズンオフになる直前にでもリビングでの暖房で使い切っておこうと思う。

 

この機種の最大の欠点は、点灯時の安全装置(自動消火)が付いていないことかな。

もし地震災害なら、余震とかで揺れて横転する可能性もある。

状況に合わせて、考えて使わないとなぁ。