2nd ステップ ランニングエコノミー
サンショーの場合、「ランニングエコノミー」と言っても、他の中長距離種目とは異なる要素があります。それは、
障害越えです。
私の高校の同級生は練習の3000mで9分切りという記録をもちながら、サンショーでは10分切りがやっとでした。
かと思えば、2009年に出会った兵庫県の方(当時、定時制高校の教師をされていた)は「8分40秒は切れると思う」(彼曰く)走力でサンショーは8分50秒台でした。
これらのことからも、サンショーにおいて「障害越え」は大きなウエイトを占める要素であることが分かります。
さて、サンショーの障害越えには2種類があります。
① ケイノ走
ハードルに足を掛けて超える方法
② ハードリング
110mHのように足を掛けずに超えていく方法
私の場合、左足で踏み切るときはケイノ走法、右足で踏み切るときはハードリングです。
県大会や地区大会で見る限りはケイノ走法が主流ですが、どちらともできるのが理想です。
ケイノ走法はどうしても、ハードリングより体が高く上がってしまい、その分、減速します。けれど、メリットとしては一度、障害に足が掛かる分、接地時の衝撃は緩和できる点があります。
ハードリングはケイノ走法よりも減速は少なくてすみます。ただし、サンショーの障害は頑丈です。それ故に、技術と「跳べる」というイメージができないうちは、力んでしまって、必要以上に筋力を消費したり、下手をすると転倒や怪我につながります。
私は、以下の2点がサンショー攻略の重要なポイントだと考えます。
「FY現象に耐性のある脚づくり」
「着地時の衝撃を最小に抑える障害越え」
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