中央区男女共同参画行動計画2023中間まとめ

男女共同参画社会の形成に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、中央区男女共同参画行動計画2023を策定します。現行の男女共同参画行動計画2018では、基本目標1に「女性の活躍の推進」を掲げていましたが、次期計画では「人権が尊重され、多様な生き方を認め合う社会の形成」をすべての計画目標の基盤となるものと考え、計画体系を再編しています。新たな課題として、東京2020大会を契機にオリンピック憲章の理念にも適う「多様な性を認め合う社会に向けた理解促進と支援」を設定しています。多様な性のあり方について、理解促進を図るための意識啓発や情報提供を行うとともに、年齢や性別を問わず誰でも気軽に利用できるSNSを活用した相談体制の充実を図り、LGBT等の人が安心して暮らせる環境の実現に向け取り組みます。

基本目標3では、配偶者暴力相談支援センターの機能整備を進めることを明確にするため、新たに施策として挙げるとともに「性犯罪・性暴力の防止と被害者支援」を新たな課題としています。配偶者暴力相談支援センターは、令和7年度中に整備する予定です。

基本目標5では、性別や世代などに関わらず、幅広く多様な人々に取り組みの裾野を広げていく拠点である「女性センターブーケ21」の登録団体に新たな団体区分を創設します。また、令和5年4月から女性センターの名称を「男女平等センターブーケ21」に変更します。当施設が単なる貸館ではなく、事業を実施する施設であることを明確化するために、条例の事業に係る規定も追加します。

これら基本目標ごとに重点事業を設定し、次期計画で重点的に取り組む課題を明確にするとともに、確実な進行管理を行うためのスケジュールを明記しています。また、計画の進捗を適切に評価・管理できるように、取り組むべき課題ごとにアウトカムを意識した指標を設定しています。指標の目標値は、数値よりも意識の向上などを重視しています。

中央区男女共同参画行動計画 2023（仮称）中間のまとめ（案）