こんにちは
”現代” に 生きている 私たちは・・・
”電力” というものが ”あたりまえ” に 存在するものと 考えています。
しかし 今後の ”地球環境” に よっては・・・
その ”あたりまえ” が ”実現されない” ことが 考えられます。
その理由は 前回の記事でも 詳細に ご紹介しましたが・・・
私たちは それによって ”激しく 苦しむ” ことが 予想されます。
つまり 私たちは ”あたりまえ” が ”失われる” ことによって・・・
”激しく 苦しむ” という ”生物” なのです。
これが ”人間” としての ”最大の問題点” であると 考えられます。
では 私たちは なぜ ”あたりまえ” に ”執着” するのか?
それは この世界が めまぐるしく ”変動” するからです。
その中で 私たちが ”あたりまえ” という ”不動なもの” を 見つけると・・・
そこで ”ひと安心” することに なるのです。
その理由は 私たちの ”理想の状態(仮)” を 見い出すことが できるからです。
しかし この世界では そのような ”あたりまえ” という・・・
人間にとっての ”不動なもの” も いつか ”失われる” ことに なります。
それが 仏教の開祖であった ”ゴータマ・ブッダ” も 説いていた・・・
いわゆる ”諸行無常(しょぎょうむじょう)” なのです。
それが 私たちにとっての ”厳しい現実” です。
ブッダは それゆえに 私たちが ”生物” として 生きる上での・・・
”あたりまえ” と される ”食べること” であっても・・・
その ”食べもの(食料)” にも ”頼るな” と 説いていました。
しかし 私たちが ”何も 食べない” ことになれば・・・・
私たちは 間もなく ”死んでしまう” ことに なります。
それでは ”元も子もない” と 考える人も 多いわけです。
では その教えの ”真意” とは 何か?・・・
それは ”生きること” を ”あきらめなさい” という 意味ではなく・・・
この世界では 人間が ”食べるもの” であっても・・・
それらが いつか ”失われる” ことが 起こるからです。
それが この世界が ”無常(むじょう)” という 意味なのです。
さらに そこから 導かれることは・・・
私たちが ”食べなければ 生きられない” というような・・・
人間として ”あたりまえ” と 考える ”最も 基本的なこと” であっても・・・
”あたりまえ と 考える” ことを ”やめる” ことで・・・
私たちに ”人間以上の存在” を ”悟らせる” ことが 狙いのようです。
それゆえに 私たちが ”現代社会” で 生きている姿を・・・
仮に ブッダが 見ていたら どのように 説くのか?・・・
それは ”食料” と 同様に 私たちにとっての ”死活問題” とされる・・・
”電力” にも ”頼るな!” と 説くでしょう。
これが 現代に生きる 私たちにとっての ”重要な教え” になると 考えられます。
私は このたびの ”台風15号” の 報道番組を見て 感じたことに・・・
ある 被災者の家が ”オール電化” で あったことが 印象的でした。
つまり ”大規模な停電” によって ”電力” が ”供給されなく” なれば・・・・
その家は ”すべての機能” を ”完全に失う” ことに なるのであり・・・
その被災者の方は 完全に ”途方に暮れていた” わけです。
毎日の ”炊事” ”洗濯” その他の ”雑用” における ”原動力” を・・・
すべて ”電力” に 頼っていれば・・・
それらは ”停電” によって すべて 機能しなくなります。
私たちは これまで ”便利” な ”電化製品” を 手に入れることで・・・
日常生活で ”快適な暮らし” を 実現しようと 努力してきました。
しかし そのような生き方は 今後 ”通用しない” ことに なるようです。
その ”わかりやすい例” というのが・・・
最近の ニュース番組などでは ”熱中症対策” として・・・
”遠慮なく 冷房(エアコン) を 使いなさい” という アドバイスが よく 聞かれます。
しかし 今回の 台風15号による 被災者の例も あるように・・・
それを 真に受けていた 日本国民が ”大規模停電” に 遭遇したら どうなるのか?
そこでは ”猛暑” に対して ”まったく 対応できない” ことになります。
そして そこで 人間は ”激しく苦しむ” ことが 起こるわけです。
皆様も すでに ご承知のように・・・
かつては ”冷房(エアコン)” などが ”ない時代” が ありました。
では 人間は ”暑さの問題” に 対して どのように 対処していたのか?
そこでは ”暑さの問題” を ”電力” によって 解決するのは 不可能であり・・・
人々は ”自然環境” に ”自分を合わせる” ことで 対処していたのです。
人間とは このような ある意味 ”原始的な方法” で 対処することが・・・
”あたりまえ” だった 時代が あったわけです。
最近 私自身も TV番組などで 見ましたが・・・
日本の 仏教の寺院での ”修行生活” に おいては・・・
現在でも ”炊事の場” では ”かまど” が 使われています。
しかし なぜ 現代では ”ガス” や ”電気” も あるのに・・・
あえて ”薪(まき)” などを 燃やして 炊事を しているのか?
私も かつては 不可解に 思っていたことが ありました。
では なぜ 仏教の僧侶たちは あえて ”原始的な手段” を 使って・・・
厳しい 修行生活を 続けようと しているのか?
それは 現代社会での ”あたりまえ” と されるものが・・・
実は 極めて ”不確実” であることを 修行者たちは 知っているからです。
つまり 彼らは より ”確実なもの” を 選択して 生きていることが わかってきます。
彼らが 修行している 寺院がある 立地というのは・・・
おもに ”山間部” というのが 一般的です。
そこには ”山林” があり ”多くの樹木” が 存在しています。
そして 山林を 整備するために ”間伐する” ことも 仕事であり・・・
その結果 ”間伐材” によって 確実に ”多くの薪(燃料)” も 確保できます。
それらを 日々 使うことで 生活していれば・・・
”電力” や ”ガス” という 燃料が いつか ”断たれる” ことに なっても・・・
”いつも通り” の ”普通の生活” を 送ることが できるわけです。
そこでは さまざまな ”苦しみ” も ”発生しない” わけです。
そこに 修行者たちの ”本当の目的” を 知ることになります。
ゆえに 仏教の修行者たちは・・・
この世界の ”無常(むじょう)” を 知っているがゆえに・・・
その中でも 限りなく ”不動なもの” を 追求することによって・・・
周囲の ”環境の変化” で 自分自身を ”動揺させない” ことを 目指すことで・・・
自分自身を ”苦しめない” ことを あらかじめ 実現しているのです。
これは 世俗に生きる 私たちも ”見習うべき 生き方” であると 考えられます。
現在も このブログを 私は PCを使って 書いておりますが・・・
もしも 今後 ”電力” が ”供給されなく” なれば・・・
必然的に このブログを 続けることも 不可能になります。
しかし そこで 私自身 ”苦しむ” ことは ないでしょう。
それは 私自身が このブログを ”永久” に 続けることは 不可能であり・・・
やがて ”終わる日” が やってくることを ”自覚” しているからです。
私たちが ”あたりまえ” と 考えている すべてのことも・・・
究極的には 自分自身の ”死” によって すべては ”終わる” ことになります。
”仏教の修行者” たちも そのことを ”自覚” しているのであり・・・
自分たちが この人生で ”何を 目指すべきか?” ということも・・・
すべてが ”終わる前” に ”自覚” しているわけです。
そして 修行生活において ”不確実なもの” を 限りなく ”排除” して・・・
より ”確実なもの” を ”求めてゆく” ことによって・・・
自分自身を 限りなく ”平穏の状態” に 維持することを 実現するのです。
それが 仏教の開祖であった ゴータマ・ブッダ が 説いていた・・・
”ニルヴァーナ(涅槃・ねはん)の境地” へ 到達するための 方法なのです。
その境地が ”本当の意味” における ”理想の状態” であり・・・
そこに 私たちにとっての ”本当の幸福” が 存在すると 考えられるのです。
私たちは ”現代社会” を ”支配している” とも 考えられる・・・
”電力” という ”文明の利器” に 対しても・・・
それが 持っている ”不確実性” を 認識する 必要があります。
そして その ”不確実性” によって 私たちは ”苦しめられる” ということが・・・
決して 忘れてはならない この世界の ”真理” であることを 理解すべきです。
皆様も 今後の 地球上で 生きる上では・・・
”電力” という ”不確実な存在” に 頼るのではなく・・・
この世界で より ”確実な存在” を 追求されてみては いかがでしょうか?
それが 今後の地球上で ”何が 起ころうとも”・・・
ご自身を 限りなく ”苦しめない生き方” に 導くことになると 考えられるからです。
(※) 原始仏典による ”食料” についての 内容である・・・
”ブッダの教え 食料に 頼るな” 記事は こちらから お読み下さい
”電力” に ”頼らない” 生き方を ご紹介した・・・
”自然界を 味方にする 方法” 記事は こちらから お読み下さい
”自然と 融合する とは?” 記事は こちらから お読み下さい