毎年恒例!神社庁加賀支部のお伊勢参り その弐 | 神主の独り言 Part2

神主の独り言 Part2

雅楽と白山をこよなく愛す神主のブログです。

さて続きです!
11/29は朝から良いお天気です。

少々風は冷たいですが、この時期はこんなものでしょう!

 

昨夜からの宿泊は

鳥羽の老舗「戸田屋」

・・・で、先日のBlogその壱アップの後に、参加者から写真を頂きました。

神社庁主催の新穀感謝祭で泊まる時の戸田屋名物は「餅つき宴会」

同行のMさんにご指名頂き私もお手伝い(^_-)-☆

餅つきは経験ありますので(^_^)v

以前は、お正月に神社にお供えの鏡餅を搗き直してましたので!

 

さて、先ずは外宮から参拝します。

画像は有りませんが、外宮からお参りする事について少しご説明を!

 

神宮のお祭りは「外宮先祭」といって、外宮が先に祭典をする習わしになっています。

内宮は第11代の垂仁天皇の御代に伊勢のこの地にお鎮まりになります。その後、第21代雄略天皇の御代に、天照大御神様のご神意により、御自らの食事をつかさどる神として、豊受大神(外宮)が伊勢に迎えられました。

先に内宮があり後に外宮が迎えられましたので、外宮先祭は逆のような気がしますが、『太神宮諸雑事記』には天照大御神様のご神意として以下の事が書かれています。

「皇太神宮重ねて御託宣をば称く、吾が祭仕へ奉る時、先づ豊受神宮を祭り奉るべし。然る後に我が宮の祭、勤仕べし」

このことにより、神宮の祭典は外宮が先に行われる事となっており、私どもの参拝もそれに倣っているわけです。

 

・・・というわけで、先ず外宮を参拝し、内宮に参りました。

この時は既に午前9時を過ぎておりますが、11月下旬から1月いっぱいは、午前7時半頃に内宮宇治橋からのお日の出を迎えることができます。

毎回の事ですが、御正宮の御垣内参拝をさせて頂く折は、なにかしら身が引き締まる思いがあります。

「なにごとの おはしますかは知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」 西行

 

帰路の宇治橋で例年通りの素晴らしい紅葉に出逢いました。

 

このあと神宮会館で、伊勢神宮崇敬会の招宴があり、食事を頂いた後は、おはらい町に出て、バスの出発まで辺りを散策します。

毎年恒例の「年末ジャンボ」をおかげ座前の売り場で求め、赤福に負けず劣らず人気の「へんば餅」も求めました。

https://henbaya.jp/aboutus.html

おはらい町に向かったのが遅くて、今回は「赤福ぜんざい」はあきらめました・・・(笑)

http://www.akafuku.co.jp/product/zenzai/

赤福本店前ですが、この日のおはらい町は人通り少なめでしたね。

おはらい町の内宮とは逆のはずれ近くにあるのが「神宮道場」

我々神職の主だった中央の研修は此処で行われます。

そういえば、今年の7月には「指導神職研修」で5日間滞在いたしました。

 

毎年11月(若しくは12月)に開催される、伊勢神宮新穀感謝祭への旅行ですが、年々参加者が少なくなってきております。

一つには個人で、マイカーで、行かれる方も多くなっている事や、さらには団体行動が煩わしくなっている事があるのだとは思いますが、神社庁加賀支部では伊勢神宮以外の著名神社の参拝やあまり知られない素晴らしい観光地などを盛り込んで企画しております。

来年4月からの3年間は、私が支部長をさせて頂く予定ですので、さらに練った素晴らしい旅行にしようと既に画策しております・・・(笑)

多くのご参加をお待ち致します。