父の後任宮司としての辞令が下りました | 神主の独り言 Part2

神主の独り言 Part2

雅楽と白山をこよなく愛す神主のブログです。

6月6日に宮司である父が帰幽し、神葬祭も滞りなくご奉仕を終えてより早2か月半が過ぎました。

宗教法人である神社の宮司の交代には、各神社の責任役員の承認捺印を集め、先ず包括団体である神社本庁に提出して統理の承認を得なければなりません。
先般、必要書類をそろえて本務兼務18社の宮司交代の申請を行っておりましたが、ようやく統理承認の辞令が参りました。

宮司辞令

・・・で、これだけではまだ包括法人の承認を得ただけですので、次にこの辞令やその他書類をそろえて、法務局に変更登記をせねばなりません。
今回は、各神社の登録印鑑の変更登記も併せて行いますので、それぞれやはり18社分の書類をそろえて金沢法務局に持参いたします。
小松に金沢法務局の支局もあるのですが、法人の登記申請は金沢まで出かけなければなりません!

・・・で、目出度く法務局での登記を終えて、これで終わりかというとそうでもなくて、次に改めて神社本庁と所轄庁である石川県知事あてに、宗教法人の代表役員変更届を、法人の登記謄本を添えて提出します!

宗教法人は公益法人ですから、多くの手続きを経て、信頼あるものとなるわけです。

・・・しかし、なかなか法務局って、一回で受理してもらえ無い事多いんだよね・・・・・。
金沢まで何度も行くのって結構しんどいから、遺漏無きよう何度も確認して行かねば!!

・・・・・

そうそう、宮司の辞令とほぼ同時に、神社本庁から雅楽の級位証が届きました。

私、平成17年より石川県神社庁の雅楽講師を委嘱されており、3年毎の更新を経て早10年務めさせて頂いております。

講師委嘱状

雅楽講師の研修は3年毎に開催され、先日の8月5日~7日まで神社本庁に出向して参りました。
この件は、前回のブログに書いております。
いろいろとございましたが、しっかりと研修を修めて、修了証を頂いて参りました。

講師研修修了証

近年の神社本庁の研修では、講師についてはその与えられた級位の変更は原則として無い!との見解のようでしたが、やはり級位を上げて頂く事による、講師としての自覚や、向上心が問われていたようで、私も一つ級位を上げて頂きました。

雅楽級位四級下

この級位に見合った力量が、本当にあるのかと言われればわかりませんが、頂いた級位に恥じないように研鑽を積んで参りたいと思います!

今は、文化センター等でも龍笛の講座を持たせて頂き、初心者より教えております。人に教える事で改めて、自分を指導頂いた師匠の教え方がフィードバックされて参ります。
「初心忘れるべからず」とは月並みですが、本当にその通りであると思います!

驕ることなく努力を重ねねばなりませんね(^^♪