東京楽所金沢公演・・・の続き | 神主の独り言 Part2

神主の独り言 Part2

雅楽と白山をこよなく愛す神主のブログです。

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昨晩はブログ作成中に不覚にも眠くなり続行不可能となりましたので・・・・・(笑)・・・その続きをば

本番は5分前の予ベルと共に雅楽器(絃物・・・弦楽器)を舞台上に出す係りを頂きました。

弦楽器は開演直前まで調弦をしており、お客さんの入った中で楽器を運び入れます。

これも雅楽の演出の一つですね。持ち方、歩き方、置き方、帰り方の一つ一つを観客に見せるという意味もあります。

私は主琴(おもごと・楽筝二面のうちの第一奏者の琴)を担当しました。

昨年の宮内庁楽部の高岡公演の際も、主琴を担当しましたので、前よりも気は楽でした。

第1部「管弦」
管弦は、雅楽の中で演奏のみの音楽です。

胡飲酒破残楽三返

朗詠 二星(じせい)

武徳楽

胡飲酒破は良く知っている曲(実はうちの神社の祭典楽のCDに入ってて、耳に馴染んでます)ですが、残楽は初めて聞きました。

二星は始めて聞いた朗詠ですが、二の句が高いですねぇ・・・。・・・でもやってみたいかも!

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で、出した楽器は下げねばなりません。

1部の終了時に楽器を下げますが、これが大変。まず、笙で使った火鉢形の電熱器二台を後方の舞楽奏者席に移し、楽筝二面、楽琵琶二面を下げ、三鼓(鞨鼓、太鼓、鉦鼓)を後方の舞楽席に移します。

4人での奉仕ですので、私は三往復!!

・・・で、お役目終了。

第2部「舞楽」
舞楽は舞を伴った雅楽です。

今回は「打球楽(「たぎゅうらく」と読みます)」と「陵王」。

通常は左舞と右舞を演じますが、今回は左舞のみの演目でした。

2部は舞台袖で拝見しておりましたので、なかなか見られない舞台袖からの画像です。

$神主の独り言 Part2-本番中(打球楽)
打球楽

$神主の独り言 Part2-本番中(陵王)
陵王

公演か終わってからは、舞台の片付け!

片付けはあっという間に終了!

東京楽所の皆様お疲れ様でした。素晴らしい演奏でした。

私ども洋遊会も来年創立150年。精進せねば!!!


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