信州の旅 グルメ編その1 | やまちゃん1のブログ

やまちゃん1のブログ

美術、映画、文学、グルメ関係のブログです。


松本は「三ガク」の町と呼ばれています。

山岳、音楽、学問の三ガクです。

もう一つグルメの町でもあります。


町を歩くと和洋中の飲食店、居酒屋、バー、喫茶店の密度の高さに驚きます…



松本といえば「そば」ですね


数多の蕎麦屋で今回は「三城(さんじろ)」を選びました

営業は昼のみで15時閉店




松本城にほど近い場所にあります

完全予約制で、メニューはざるそばのみで、酒(岩波)、きのこのおひたし、ざるそば、漬物、花豆のセット
で一人前2千円也

女将さんが一品一品運んでくれます




写真撮影は憚れましたので、ネットより借用しました


店内は和モダンの民芸調度、片口、皿、土瓶など趣味のいい食器。
蕎麦はやや太い挽きぐるみ。ざるに入ったそばは見た目よりボリュームがあります。つけ汁はやや濃い目で…

評判の女将さんが「今の時期そばはあまり…そば湯は美味しいいんですけど…」とおっしゃる。
確かに、そばの香りが乏しく味も…が薄めのそば湯は香りもありスッキリして美味しかった。 

女将さんの正直な説明に感動

三城は22年間東京麹町に店を構えており民藝関係者や政財界の客に贔屓にされていたらしい

女将さんは、昨年107歳で亡くなった書道家の篠田桃紅(しのだとうこう)と女優の沢村貞子をたして2で割ったような美人

篠田桃紅

沢村貞子


内装、調度とともに、
女将さんのたたずまい
と会話も素敵な

そば屋さんです




夜は、ビストロを選択

「オー・クリヨード・ヴァン」

ネット画像


オーナーシェフがフランスブルゴーニュ、サンスで修行した「クリヨード・ヴァン」の名前をいただき、1999年に松本にオーブンしたそうです

店内


サラダ、スープ、メインを何点か選ぶとマダムが、「ちょっと多いのでは…」とアドバイス

何点か減らして、ハウス白ワインとオーダー



まず驚いたのは、ニース風サラダの量


3人前はあろうかというボリューム
お値段なんと1000円弱 
野菜の種類、鮮度も上々、シンプルなサラダドレッシングのオイル、酢、塩のバランスにセンスを感じる

穴子をメインにした魚のスープ、オニオンスープも上等な味

エイヒレを使ったムニエルは、軟骨の食感が愉しい



鴨のコンフィは、しっかり締まった鴨が香ばしく野趣ある一皿


気取らず、美味しい
ビストロでした


             続く



ランキングに挑戦中
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!