やまちゃん1のブログ

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美術、映画、文学、グルメ関係のブログです。


初夏を思わせる爽やかな日
樹木は陽をうけかがやいている

西洋美術館の中庭が美しい






『リトアニアを代表する芸術家、ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(1875-1911)。祖国リトアニアにおける生誕150周年の祝賀ムードを引き継いで開催される本展は、日本では34年ぶりの回顧展。国立M. K. チュルリョーニス美術館が所蔵する主要な絵画やグラフィック作品、約80点を紹介します。人間の精神世界や宇宙の神秘を描いた幻想的な作品の数々のうち、謎に包まれた最大の代表作《レックス(王)》が日本で初公開。また、音楽形式を取り入れた連作や、自身の手になる楽譜、展示室に流れる旋律をとおして、優れた作曲家でもあった画家の個性と感性を体感していただきます。2000年以降、オルセー美術館(パリ)をはじめヨーロッパ各地で展覧会が開催されるなど再評価の機運が高まるチュルリョーニスの世界をぜひご堪能ください。』展覧会HPより







同じ会場に「北斎 富嶽三十六景
井内コレクションより」が開催
いささか、牽強付会の感がある
チュルリョーニス展だけでは保たないとの賢明な判断だろう






音楽家でもあるチュルリョーニスが、音楽を絵画で表した作品








これが《神奈川沖浪裏》の影響だと云われている










祭壇 テンペラ/厚紙 1909年






レックス(王) テンペラ/カンヴァス 1909年


展示されているチュルリョーニスの作品は、ほぼ※テンペラ画で、彼が描く中間的色彩やマットな質感が日本画に似ているため親近感が湧くのかもしれません

※テンペラ画は、卵黄などの乳化剤を展色剤として顔料を混ぜて描く、油絵以前の古典的な絵画技法です。12-13世紀のイタリアで流行し、ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』などの作品が有名です。



おもしろいと思ったのはこの3作品


閃光Ⅰ 閃光Ⅱ 閃光Ⅲ [3点の連作より]
1906年 テンペラ/紙

拡大すると






見た瞬間ある絵を思い出した
それは、尾竹竹坡(1878―1936)の
《月の潤い・太陽の熱・星の冷え》 大正9(1920)年です
チュルリョーニス(1875―1911)と同時代人です
なんの関連もない二人の画家ですが、同じテイストを感じるのは時代性でしょうか







尾竹竹坡《月の潤い・太陽の熱・星の冷え》 大正9(1920)年 宮城県美術館



中庭の樹影





デューラー 《メランコリア》 エングレービング 1514年



レンブラント 《東洋風を装った自画像》エッチング 1634年



ゴヤ《理性の眠りは怪物を生む》
エッチング・アクアティント
1799年



ムンク《眼鏡を掛けた自画像》
リトグラフ 1922年



ピカソ《1968年5月16日Ⅵ》
エッチング・ドライポイント
1968年