ハナコイの主人公は、山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)。
男性の名前は同じ「麦」(「むぎ」と「ばく」と読ませている)です。
「寝ても覚めても」で二人が初めて出逢うのは、写真展です。再会?も写真展。
ハナコイでも、写真展と写真家が重要なプロットになっています。
二人が「猫」を飼うのも同じですね。「寝ても覚めても」では「猫」が重要な役割がありますが・・
二人が住むアパートは、どちらも川が見えるアパートで、川沿いとアパートの場面の既視感は半端無い。
「寝ても覚めても」のどこか夢のような物語に比べ、ハナコイはとても現実的で分かりやすい身近な物語です。
「寝ても覚めても」で朝子が恋する二人の男。最初に出会う「麦」は芸術家タイプのフリーター。「麦」に瓜二つの亮平は実直なサラリーマン。
ハナコイの「麦」は付き合った頃はイラストレーターを目指すアート系フリーター。同棲して就職し、営業マンになると次第に仕事優先のサラリーマンに変貌する。
どちらの「麦」もアート系男子から実直な(面白味の無い)男子に変貌しています。
「寝ても覚めても」★★★★⭐
「花束みたいな恋をした」★★★⭐☆
2作見比べることをお薦めします。
どっちがいいかな・・・