東京アラート | やまちゃん1のブログ

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旧古河庭園 洋館

6月1日から、庭園、文化施設の再開が始まりました。旧古河庭園は、バラ園を待ちわびた人でまずまずの人出ですが、密集感はありませんね。

洋館は、古河財閥 古河虎之助の邸宅として、イギリス人のジョサイア・コンドルに設計を依頼し、1917年(大正6年)に竣工。

コンドルは日本文化に憧れを持ち、河鍋暁斎の弟子として日本画を学んでいました。


ジョサイア・コンドル


暁斎の日記によるコンドル日本画製作のようす(コンドルは正座が出来ないためこうして描いた)


暁斎の「化け猫」文句無しにかわいい!


さて、洋館を下がると、洋風庭園のバラ園があります。







バラ園を更に下がると、日本庭園です。本郷台地(武蔵野)の崖を利用した造作ですね。



バラ園を降りる階段から洋館を覗く



台地の崖を使った「大滝」。日本庭園は、京都の庭師「植治」こと小川治兵衞の作。

心字池



旧古河庭園の壁を伝って、六義園に向かう。
お腹も空いてきたので六義園に隣接した蕎麦屋へ。
(近くの東洋文庫、カフェはまだ休館あせあせ(飛び散る汗))

小松庵 駒込本店


エントランスはレストラン風の階段を2階に上がる


テラス席も有ります


蕎麦とミニ親子丼。空いていて気持ちよくいただけました ビールとっくり(おちょこ付き)




六義園は、大名庭園の代表作ですね。花は、つつじの終わりと、紫陽花の初めかな。

柳澤吉保がみずから設計指揮した回遊式築山泉水庭園。小堀遠州の寛永庭園から、元禄の豪奢を感じる庭園ですね。

今の時期、日陰の小山にある紫陽花が名物




小山に群生する紫陽花 山中の感じ




池の裏は豪奢な庭園とは別の顔  吉保の違う顔


山中の湧水池のようです


池の裏は山川の細道といった風情


六義園の散策を気持ちよく終わって、コーヒーしていると「東京アラート発動」のニュース。

コロナ鎮火の道のりは険しいですね(^^;