大津園児死亡事故、衝突車両に大きな速度超過なく 縁石やガードレールない所で列に突っ込む | 山岸久朗オフィシャルブログ「正義は我にあり!!」Powered by Ameba

もし事実関係が報道の通りであるとすれば、いわゆる「赤い本」によれば、

双方の過失割合は、

北進の右折車:80%

南進の直進車:20%

になります。【39図】

 

これは、直進車に前方注視義務違反ないしブレーキ操作不適切等の安全運転義務違反などの過失があることを前提としています。

 

さらに、北進車に「徐行なし」「直近右折」「早回り右折」「合図なし」があれば1つあるたびに10%増、

南進車に「右折車が既右折」があれば10%増、となります。

 

ただし以上は車どうしの過失割合です。

 

<以下、京都新聞から引用>

 

滋賀県警大津署は8日午後、園児の列に車が突っ込み、2歳の子ども2人の命が奪われた大津市の事故現場を検証した。散歩中に信号待ちをしていた園児たちや、列に突っ込むまでの2台の車の動きなど、痛ましい事故の当時の状況が明らかになってきた。

 

現場は、片側1車線の湖岸道路と、市道が交差し、信号がある丁字路。北側から交差点に向けては緩い上り坂になっている。
 レイモンド淡海保育園の園児たちは、午前10時に保育園を出発し、45分間の散歩に出掛けた。湖岸道路の横断歩道を渡ろうと、同園から北に約250メートル離れた丁字路南東角の歩道で信号待ちをしていたという。
 同署によると、2台が丁字路に進入した際の信号は、ともに青だった。北進の乗用車はいったん丁字路手前の右折レーンで停止し、右折し始めた。そこへ軽乗用車が南進してきて、右折中の乗用車に気付き、軽乗用車は避けようとしてハンドルを左に切った。しかし、避け切れず、2台の右前部同士が衝突したという。
 はずみで軽乗用車は、歩道の縁石やガードレールがない部分から、信号待ちの園児らの列に突っ込んだ。車道側にいた女性保育士3人に接触し、後ろにいた園児13人をはねた。そして、歩道の奥にある金網フェンスに衝突して止まった。
 大津署は衝突の跡から、乗用車、軽乗用車ともに制限速度を大きく超過していなかったとみている。現場にはっきりしたブレーキ痕はなかったという。
 2人は、同署の調べに対し、涙を流すなどしているといい、詳しい状況は聞けていないという。軽乗用車にはドライブレコーダーが搭載されており、滋賀県警は映像の分析を進めている。県警は今後、2人を立ち会わせて実況見分を行うという。