関学大QBの父、日大の対応次第では刑事告訴も視野 | 山岸久朗オフィシャルブログ「正義は我にあり!!」Powered by Ameba

共謀共同正犯とは、2人以上の者が一定の犯罪を実現することを共謀し、共謀した者の一部がその犯罪を実行した場合には、実行行為に関与しなかった者も含め、共謀者全員について共同正犯が成立することを言う。

 

共謀共同正犯の成立には、

1)共同意思

2)共謀の事実

3)実行行為

が要件となります。

 

2の共謀の事実は、単に共同実行の認識があるだけでは足りず、犯罪を他の関与者と協力し合って遂行する共同実行の意思が必要とされています。

 

<以下、日刊スポーツ>

 

悪質なタックルを受けた関学大の2年生QBが21日、大阪府警池田署に被害届を提出した。同日夜、大阪市内で会見したクオーターバック(QB)選手の父親は「内田監督の会見で真実を聞くことができなかった」と理由を説明。スポーツの試合内でのプレーで、警察の捜査が行われる異例の事態となった。

 被害学生の父である大阪市議会議員の奥野康俊氏(52)は涙声で「息子は一時『アメフトをするんじゃなかった』とまで言っていた」と声を震わせた。何度も家族会議を開いての結論。被害者をQB選手、加害者を日大選手として届けたが「負傷した事実についての届けなので(日大の)監督に対しては出せないとのことだった」と、内田氏への不信感をにじませた。

 6日の試合から2週間以上も経過してからの被害届提出。ここに至った理由は19日の謝罪後、内田氏が空港で開いた会見だった。

 面会した内田氏との会話の中身については「後日、関学大から明らかにされるはず」と語らなかったが「(日大選手が)なぜあそこまで追い詰められたのか、会見で一言いただきたかった」。今後は刑事告訴も視野に入れており、「刑事告訴まで行くか、被害届を取り下げるかは日大の対応次第」と言い切った。

 一時は右足がはれ、左足がしびれていたQB選手は現在、練習に戻っている。奥野氏が確認すると「アメフトが好き」と話したという。「息子の同級生で日大でお世話になっている選手もいる。堂々としたチームになってほしい」。加害選手も含む日大選手の将来をおもんばかりながら、内田氏には「きちっとした態度をとってほしい」と繰り返していた。【高木茂久】