この点で興味深い点は、当てて怪我をさせたことよりも、逃げたことのほうが罪が重いことです。
・自動車運転過失致死(法5条)
7年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金
・救護義務違反(道交法117条2項・1項、同法72条1項前段)
10年以下の懲役又は100万円以下の罰金
・報告義務違反(道交法119条1項10号、同法72条後段違反)
3月以下の懲役又は5万円以下の罰金
これらは併合罪になります。最高刑は15年の懲役です。
ただ、報道によると、被害者と示談が成立しているので、検察官は不起訴処分でおとがめ無しにするのではないかと予想します。そうすると井上さんには前科はつきませんので、芸能界復帰は可能と言えるでしょう。視聴者が許すかどうかは、また別問題ですが・・・
<以下、スポニチアネックスから引用>
お笑いコンビ「NON STYLE(ノンスタイル)」の井上裕介(36)が乗用車を運転中、タクシーに衝突して逃走したとされる事故で、警視庁世田谷署は、道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、井上を近く書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で31日、明らかになった。
捜査関係者によると、昨年12月11日深夜、東京都世田谷区の都道で、タクシーに衝突して40代の男性運転手にケガを負わせたが、警察への通報や救護措置をせずに現場から逃げた疑いが持たれている。
事故後の調べに井上は「事故を起こしたことを世間に知られたら大変なことになると思った」と供述し、逃げたことを認めていた。
捜査関係者によると、井上はテレビ番組の収録の帰りだった。お笑いコンビ「スーパーマラドーナ」の武智(38)も同乗していた。