貪欲な (ミキ その5) | 心のおもむくまま、時の流れるまま

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いろんな出会いがありますよね

横浜へのデートのあとも、 数度、デートを重ねた。


2人の関係は、友人としての距離以上には縮まらず


私からも、縮めようとしなかった。




ミキは、自分の話を聞いてくれる相手として、


私と逢ったり、電話をしているのを感じていたから。





彼女は、幼い子供を連れて、実家に帰ってからも、


自分に合う人を探し続けていたようだ。




お見合いパーティに参加したり


ネットで知り合った人に、飛行機で逢いに行ったこともあったようだった





ミキは、裕福な家庭に育ったせいからなのか


とても、自然体の女性だった。


そして、幸せになることには とても貪欲だった。




見た感じも品がよく 普段は穏やかそうだったが、


自分の考えが受け入れられないと、我慢ができなかったようだメラメラ



『子供がいるから、自分の行動に歯止めがかかっていると思う』


と言うのが、ミキの口癖だった。


『ねぇ、そう思うでしょ』


という言葉も、よく口にしていた。




よく言う、お嬢さまだったんだな