横浜へのデートのあとも、 数度、デートを重ねた。
2人の関係は、友人としての距離以上には縮まらず
私からも、縮めようとしなかった。
ミキは、自分の話を聞いてくれる相手として、
私と逢ったり、電話をしているのを感じていたから。
彼女は、幼い子供を連れて、実家に帰ってからも、
自分に合う人を探し続けていたようだ。
お見合いパーティに参加したり
ネットで知り合った人に、飛行機で逢いに行ったこともあったようだった
ミキは、裕福な家庭に育ったせいからなのか
とても、自然体の女性だった。
そして、幸せになることには とても貪欲だった。
見た感じも品がよく 普段は穏やかそうだったが、
自分の考えが受け入れられないと、我慢ができなかったようだ![]()
『子供がいるから、自分の行動に歯止めがかかっていると思う』
と言うのが、ミキの口癖だった。
『ねぇ、そう思うでしょ』
という言葉も、よく口にしていた。
よく言う、お嬢さまだったんだな