吉村禎章(巨人OB/外野手/Sランク)
成長タイプ:早熟/遅め
104人目は巨人OB 吉村禎章 選手です。
吉村選手を一言で表すなら、天才、しかないでしょう。
円山球場での悲劇さえなければ、巨人の歴史も変わっていたと思います。
広沢、ハウエル、落合といった選手が、巨人に移籍することもなかったかもしれません。
やきゅつくでは、怪我をしなかった吉村選手がどれほどの成績を残すのかを、見ることができます。
旧世紀41年、ドラフトで入団。
留学を経て2年目、いきなり全試合に出場し、打率.338 31本塁打 125打点で、文句なしの新人王を獲得。
20歳でこれとは、江戸川男塾二号生代理筆頭先輩でなくても、ごっついのぅーとつぶやいてしまう成績です。
そして3年目には打率.360で首位打者を獲得します。
まだ21歳、夢がひろがりんぐです。
関係ないですが、現実世界で21歳で打率.385を打ったイチローはごっつすぎますね
その後も怪我することなく、10年間にわたり四番打者として君臨しました。
キャリアハイの年には41盗塁したように、若き日は俊足だったことも思い出させてくれます。
通算打率.347、通算本塁打492本は、天才と呼ぶに相応しい成績です。
一番多い獲得タイトルが最高出塁率というのも、天才っぽさを際立たせている気がします。
成長タイプが早熟であることが惜しいですが、こればかりは致し方ありません。
現実でも怪我をしなければ、ここまではいかなくとも、八掛けくらいの成績は残したことでしょう。
ちなみに通算打率.348は、ミスターロッテ 高沢秀昭 選手とほぼ同じです。
怪我のない世界で吉村選手が活躍すればするほど、高沢選手=過大評価天才ということも、証明されたということです。
~吉村禎章~
<通算成績>
実働16年 レギュラー14年
2012試合 7083打数 2468安打
.348 502本塁打 1926打点 144盗塁
首位打者6回、本塁打王2回、打点王2回、最高出塁率10回、MVP2回、新人王
<キャリアハイ>
140試合 520打数 186安打
.358 44本塁打 161打点 41盗塁
首位打者、最高出塁率
<年度別成績>