GMARCHは甘くない | 遠距離大学に進学した次男や就職した長男のこと

遠距離大学に進学した次男や就職した長男のこと

就職1年目の長男と大学1年の次男,2人の息子をもつ父の日記です。

 ○○大に進学したい,できれば早慶とかGMARCHとか…などと思っている受験生も多いと思います。
 次男や友達のケースを紹介しながら,それを実現するのはかなり厳しい,ということを書いてみます。


 次男が,部活メンバーと1泊の箱根旅行に行ってきました。
 楽しかったようです(そりゃあ,楽しいに決まっています)。
 男子4人,女子5人。
 保護者の付き添い無し。

 旅行についての詳しいことはわかりません。
 どこに泊まったのかも聞いていません。


 わかったのは,男子の進路状況。
 次男:私大進学。国公立落ち。
 A君:国公立合格するも,私大に進学。
 B君:私大進学。国公立落ち。
 C君:私大を志望するが不合格。河合塾でもう1年。

 友達は,理系文系の違いはありますが,おそらく次男より校内順位は上です。
 中学受験を経て入学した,一貫生もいます。
 おそらく,入学したときから,高い目標を持って努力してきた人たちだと思います。
 上記4人の受験した大学名を示すことはできませんし,GMARCHに合格できたかどうかも書くことはできませんが,状況はかなり厳しいと感じました。
 
 次男の学年について先生たちは,「優秀な学年」と言っていましたが,身近な生徒たちの大学入試は厳しかったようです。

 次男は,自分の受験結果についてどのように思っているか,本音はわかりません。
 その話を聞いた日に,私から次男に,このように言いました。
 「周りと比較するのは良くないけれど,思い通りにならなかった人がいたり,第2,第3志望大にも合格できなかった人がいるという現実をみたとき,お前が○○大学に合格できたことは,喜ぶべきことだし,十分満足すべきことなんだ」

 GMARCHレベルの合格ラインは,国公立に当てはめると,
 筑波,千葉,横国,横市,都立,農工,お茶の水,学芸
 に合格するぐらいの力が必要ではないでしょうか?

 GMARCHとひとくくりされますが,ご存じの通り,それらの間には難易度に大きな差があります。
 また,同じ大学でも,学部によって難易度が異なります。
 ですから,ひとくくりに考えることに無理があるわけですが,どうしても受験生や親は,そのグループ化された大学群にこだわってしまいます。
 私もそうです。
 同じことが,関関同立や四工大などに対しても言えるでしょう。

 ここから,高3夏の面談の話に変わります。
 成績が良くなかった次男。
 先生が提示した大学は,大正大(偏差値40)でした。
 史学を勉強するのであれば,伝統的にその分野に強く,良い教授がいるということでした。
 結局,その時点では,合格が見込めるのは大正大ぐらいしかないということだったんです。
 私たちは,安全校として文教大を考えていたので,大正大は候補に入れませんでしたけど…。


 GMARCHにこだわらなければ,大正大だけでなく候補はたくさんあります。
 國學院。難易度はやや高いが,史学分野ではGMARCHに劣るわけではない(上回る?)
 東洋の史学も素晴らしいです。難易度はちょっと高い。
 専修の公務員等の合格実績が素晴らしい。歴史や心理学を学ぶこともできる。
 日大も駒大も,東海,大東文化などもあります。

 GMARCH,この6つの大学,考えてみれば,日本の大学のごく一部。
 これらに合格するということは,受験生の中でも,かなり上位にいなければなりません。
 合格偏差値を60とすれば,受験生の上位16%以内ということになります。

 「GMARCHに進学したい」と漠然と思っている人。
 「何とかなるだろう」と思っている人。
 現実は,そんなに甘くはありません。